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米は中国に勝利、WTOの農業政策巡る紛争で-USTR代表

  • 違法な農業補助金と不公正な輸入制限を主張し中国と係争
  • WTOはそのうち1件について28日に判断示す-通商当局者

米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表は下院歳入委員会で27日行った証言で、中国の農業政策を巡る主要な世界貿易機関(WTO)紛争で勝利したことを明らかにした。

  米国は2016年にさかのぼるWTO紛争2件で係争中。中国政府が1000億ドル(約11兆円)相当の違法な農業補助金を投じているほか、米国産トウモロコシやコメ、小麦生産者に影響を与える不公正な輸入制限を課していると米国は主張していた。

Trade Representative Robert Lighthizer Testifies Before House Ways And Means Committee

ライトハイザーUSTR代表

Photographer: Anna Moneymaker/Bloomberg

  事情に詳しい通商当局者によると、WTOはそのうち1件について28日に判断を示す予定で、米国の主張をおおむね認める方向だという。この紛争では中国の補助金が01年のWTO加盟時に同国が合意した制限を上回っていると米側が訴えていた。

  ライトハイザー代表は「WTO紛争2件のうち1件でわれわれは勝利した」と証言。「もう1件も判断が下っているが、公にはなっていない。このため、それについてはどのような状況にあるか明らかにできない」と語った。

  中国は上級委員会に不服を申し立てることが可能。上級委の判断がなければ、WTOの決定に拘束力はなく、中国に補助金プログラムの変更を強制することはできない。WTOの報道担当はコメントを控えている。

原題:U.S. Wins WTO Dispute Over China Farm Policies, Lighthizer Says(抜粋)

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