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3月の日銀オペ方針、残存5-10年の回数削減-月間で減額の公算

  • 前月までと比べて減額示唆が円高要因となるリスクが後退-みずほ証
  • 先物夜間取引は一時152円63銭まで下落、日中終値比11銭安

日本銀行は28日に発表した3月の国債買い入れ方針で、長期ゾーンを対象にしたオペの実施回数を減らす一方、1回あたりの買い入れ額のレンジの上限を引き上げた。月間の買い入れ総額は減少するとみられている。

  • 残存期間5年超10年以下の買い入れ回数を月5回から4回に削減、1回あたりの買い入れ額のレンジ上限を引き上げ
  • その他の残存期間の実施回数・金額レンジは据え置き
  • 20年、30年、40年債の入札翌日は残存10年超のオペなし、5年債の入札翌日は残存1年超5年以下のオペなし
  • 10年債の入札翌日は引き続き5年超10年以下のオペ実施を予定


市場関係者の見方

みずほ証券の丹治倫敦チーフ債券ストラテジスト

  • 前月までと比べて減額示唆が円高要因となるリスクが後退したと判断したからではないか
  • 中長期ゾーンを中心とした日本国債の需給逼迫(ひっぱく)に対応した措置でもある
  • 5年超10年以下は3月初回の購入額が直近の4300億円から4700億-4800億円に増えるのではないか
  • 年度末にかけては季節的な需要に支えられるが、その後は新発10年債利回りはマイナス圏に定着しないのではないか

バンクオブアメリカ・メリルリンチの大崎秀一チーフ金利ストラテジスト

  • 4月からの発行減額もあるので、いつかは来ると思われていた
  • 初期反応としては少し売られるかもしれないが、限定的だろう
  • 3月の初回オペ額が注目、4750億ー5000億円の間が見込まれる

市場の反応

  債券先物の中心限月3月物は夜間取引で日中取引終値より11銭安の152円63銭まで一時下落。


1年超3年以下:(単位:億円)

回数金額(下限)金額(上限)
3月25004500
2月25004500


3年超5年以下:(単位:億円)

回数金額(下限)金額(上限)
3月30005500
2月30005500


5年超10年以下:(単位:億円)

回数金額(下限)金額(上限)
3月30006500
2月30006000


10年超25年以下:(単位:億円)

回数金額(下限)金額(上限)
3月15002500
2月15002500


25年超:(単位:億円)

回数金額(下限)金額(上限)
3月1001000
2月1001000
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