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英下院、EU離脱巡るメイ首相の方針承認-延期の可能性に道

更新日時
  • 離脱強硬派の中心議員が安全策の削除を必ずしも求めない考え示唆
  • 「不完全な合意か合意やめるかの二者択一かもしれない」とリー議員

英下院(定数650)は27日、メイ首相が提案した欧州連合(EU)離脱を巡る政府方針を承認した。EUとの離脱合意案の見直しに向けた協議を経て、3月12日までに修正案を下院で採決し、否決された場合は「合意なき離脱」の是非を問い、さらに否決されれば「離脱延期」を議会に諮ると首相は約束した。

  与党保守党内の離脱強硬派の中心人物で、メイ首相がEUと取り決めた離脱協定案に反対してきたジェイコブ・リースモッグ議員は27日、アイルランド国境を巡る「バックストップ(安全策)」条項の削除を必ずしも求めない考えを示し、姿勢を軟化させた。これにより来月までに行われる議会採決で首相の離脱案が承認される可能性が増したと受け止められる。バックストップとは、離脱後のアイルランド国境にハードボーダー(物理的壁)設置を回避する安全策として、英国がEUとの関税同盟にとどまることを指す。

  欧州懐疑派の保守党議員らはバックストップを削除する方向で離脱案の修正を強く求めてきたが、強硬姿勢を続ければ、離脱プロジェクト全体が危うくなるというメイ首相の警告に対し、耳を貸す様子を見せる議員も現れ始めた。

  エドワード・リー議員は27日に下院で、「もしかすると不完全な離脱合意か、合意なき離脱かの二者択一ではもはやなく、不完全な離脱合意か、離脱をやめるかの二者択一かもしれない」と述べた。

What’s Next for Brexit?



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U.K. PM May Buys Time On Brexit With Chance To Delay Departure

ジェイコブ・リースモッグ議員

写真家:Simon Dawson / Bloomberg

原題:Parliament Backs May’s Pledge on No-Deal: Brexit Update
May Survives Another Vote as She Slowly Bring Opponents Onside(抜粋)

(与党保守党内の離脱強硬派の動きなどを追加して更新します.)
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