コンテンツにスキップする

ライトハイザー米通商代表、中国との通貨合意により慎重な立場示す

  • ムニューシン財務長官は米中は強力な合意を結んだと述べていた
  • 合意の履行方法に関して両国は交渉を進めている

トランプ米政権は27日、中国との通貨を巡る合意の進展についてより慎重な立場を示した。米中両国は合意の履行方法に関して交渉を進めている。

  米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表は27日、下院歳入委員会で証言。「合意は存在するだろうか」と疑問を投げ掛けた上で、「全てのことに関して合意が成立するまでは、何ら合意は存在しない」と指摘した。

  ムニューシン米財務長官は22日、米中は「通貨に関してこれまでで最も強力な合意の1つ」を結んだと語っており、ライトハイザー代表のこの日の発言は後退を示した。ただ、ムニューシン長官は、より幅広い貿易合意の一部になる通貨合意には「多くの問題」に関する作業が残っているとも述べていた。

  事情に詳しい4人の関係者によると、23日時点で米中交渉担当者の間には、中国が通貨に関する公約をどう履行するかで依然溝があった。

  ライトハイザー代表は27日、通貨合意が成立すれば、中国は競争上の優位を得るための通貨切り下げ回避を義務付けられる可能性が高いと述べた。中国はこれまでも主要20カ国・地域(G20)首脳宣言で同様の公約をしてきたが、これまでと違うのは今回の通貨合意には中国に公約を履行させるためのメカニズムが含まれる点だと米政府は約束している。

原題:Lighthizer Signals More U.S. Caution on China Currency Deal(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE