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パウエル・プットあるのか、変動性は経済に影響し得ると本人回答

米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、金融市場に「パウエル・プット」はあるのかと問われ、金融市場のボラティリティーが経済の安定を脅かすならば、金融当局は注意を払うだろうと答えた。

  パウエル議長は27日、下院金融委員会の公聴会で証言。同委員会メンバーのパトリック・マクヘンリー議員(共和党)は、パウエル・プットが存在するとの見方について議長に説明を求めた。パウエル・プットとは、当局がボラティリティーに応じて政策金利の道筋を変更し、リスクテークを事実上、保証するというものだ。

  議長はこれに対し、最大限の雇用と物価安定の達成という、金融当局の2大責務に影響することはいかなるものでも重要だとし、金融当局の「ツールは、金融状況を通して効果を及ぼす」と指摘した。

  広範な金融環境に持続的な変化が生じるのは、マクロ経済に重要な事象であり、2大責務の達成に重要な事象となるため、金融当局はそうした状況を考慮すると述べた。

バランスシート

  縮小中のバランスシートが最終的に行き着く規模についても、パウエル議長は質問を受けた。世界的な金融危機の前は、バランスシートの規模は平均で国内総生産(GDP)の6%程度だったと議長は説明。だが現金や銀行準備の需要が高まっていることから、現在ではバランスシートの正常な水準は当時より高くなるとの見解を示した。

  パウエル議長はマクヘンリー議員からの質問に、「実際の水準に関しては不透明な部分が多い」と指摘。その上で、「プロセス終了への道を照らすような計画に関して、近く意見がまとまる状況にある」とし、「かなり早期に何らかの発表が行われるだろう」と述べた。

原題:Powell Put? Fed Chief Says Market Volatility Can Affect Economy(抜粋)

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