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ケムチャイナ、伊ピレリの保有比率下げる可能性を模索-関係者

中国国営化学メーカー、中国化工集団(ケムチャイナ)は、国外投資を戦略的に見直す一環として、イタリアのタイヤメーカー、ピレリの株式保有比率を下げる可能性を模索している。事情を知る複数の関係者が明らかにした。

  関係者らによるとケムチャイナはピレリの保有株につき、市場での大量売却を含む複数の選択肢を検討している。話し合いはまだ初期段階で、売却となった場合の規模や時期については決定していないという。関係者らは、部外秘の話し合いだとして匿名を条件に取材に応じた。

Chemchina is said to weigh cutting stake in tiremaker

  ケムチャイナは、ピレリの約45%株式を保有するマルコポーロ・インターナショナル・イタリアを通じて、間接的にピレリ株を保有。ブルームバーグがまとめたデータによると、持ち分は26日終値を基に計算すると約21億ユーロ(約2700億円)に相当する。

  取引が実現するかどうかは、ケムチャイナの持ち分に魅力的な値がつくかどうか次第だと、関係者らは指摘した。ケムチャイナの担当者に電話とファクスでコメントを要請したが、返答はない。

  ピレリのマルコ・トロンケッティ・プロベラ最高経営責任者(CEO)は声明で、「ケムチャイナがピレリ株を市場に大量放出するとのうわさが市場で流れているが、純然たる臆測に過ぎず、財務の観点から想像不能だというのが私の見解だ」と述べた。

  27日のミラノ市場でピレリの株価は一時、前日比4.1%安となる場面があった。

Key Speakers At Handelsblatt Automotive Summit

ピレリのトロンケッティCEO

Martin Leissl / Bloomberg

  同CEOは25日、ブルームバーグテレビとのインタビューで、「株主としてのケムチャイナに非常に満足している。われわれが非常に明確な協定を結んでいるためだ」とコメント。ケムチャイナは「経営に介入することなく実に支援的な投資家だ」と語った。

原題:ChemChina Is Said to Mull Cutting Stake in Tiremaker Pirelli (2)(抜粋)

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