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ECBの利上げ再開に対する市場の見方は妥当-バイトマン独連銀総裁

  • 成長減速は一時的、政策正常化が依然ECBの基本シナリオ
  • TLTROの決定は中期のインフレ見通しに対する影響が鍵と示唆

ユーロ圏の経済見通し軟化を受けて、欧州中央銀行(ECB)の利上げ再開は2020年にずれ込むと投資家が予想するのは妥当だと、ECB政策委員会メンバーでドイツ連邦銀行(中央銀行)総裁のバイトマン氏が語った。

  バイトマン氏は27日にブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、最近の経済指標はドイツとユーロ圏19カ国の景気減速が当初の見込みより長引くことを示しているが、経済を支えている重要な要素は損なわれていないと論じた。

ブルームバーグテレビジョンのインタビューに答えるバイトマン氏

Daybreak: Americas." (Source: Bloomberg)

  バイトマン氏は金融危機時の緩和策脱却が引き続きECBの基本シナリオだと述べ、現在のソフトパッチ(軟調局面)が一時的なものに終わることに自信を表明。現在の予測には高度の不確実性があるものの、その結果として投資に悪影響は出ていないと指摘した。

  バイトマン氏はこれより先、記者団に対し、域内最大の経済国ドイツが「今年にかけて、下振れを経験しており、成長率は潜在成長率をかなり下回る可能性があるが、それでもまだプラス成長だ」と話した。「中央銀行当局者として関心があるのは中期的なインフレ見通しだ。『下振れ』という言葉はある時点で再び上向くことを示唆している」と語った。

  銀行向けの長期資金供給オペ再開が決定される可能性を問う質問には、3月7日のECB政策委員会が現行オペレーションを評価する重要な節目になると指摘した上で、「金融機関が規制上の要件を満たすのが難しくなっているかどうかという問題は、インフレ動向に影響がない限り、われわれ金融当局が関与するべき事案ではない」と指摘。その議論は「返済期限を迎える過去のオペが金融政策の目標達成にどのような影響を及ぼすかに、絞るべきだ」と続けた。

原題:Weidmann Says Market View on ECB Rates Plausible Amid Weak Data(抜粋)

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