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エールフランス・KLM、オランダ政府が株式買い増す-仏勢に対抗

  • オランダ政府の出資比率は約13%に-仏政府と同等の水準目指す
  • 社内の権力闘争の結果、オランダ側の影響力が弱められた

オランダ政府は航空会社エールフランス・KLMグループの株式を買い増し、保有比率を約13%に高めた。KLMと仏航空会社エールフランスが15年前に統合した同社でのオランダ側の利益を守るとともに、強い影響力を持つ仏政府に並ぶ出資比率を確保するのが狙い。

  追加出資を発表したオランダのフクストラ財務相は26日遅くに記者団に対し、KLMとアムステルダムのスキポール空港は同国の経済と雇用にとって極めて重要だと説明。また、KLMの戦略決定が、パリにあるエールフランス・KLM持ち株会社でより頻繁に下される状況を政府は懸念しているとも述べた。

  オランダ政府の出資比率はこれまで約5.9%だったが、今回の株式取得で次回の株主総会で複数人の取締役会入りを求めることが可能となる。フランス政府は14%超出資している。

  想定外のオランダ政府の出資拡大で、同社ではKLM側とエールフランス側で緊張が再び高まる恐れがある。同社ではKLM部門トップのピーター・エルバース氏が更迭される恐れがあった。結局エバース氏は留任となったが、ベン・スミス最高経営責任者(CEO)はKLM監査役会の席を確保するとともに権力構造の一段のスリム化を実現させた。この措置に伴い、オランダ側に配慮する委員会の影響力が弱められた。
 
原題:Dutch Buy Stake in Air France-KLM to Counter French Influence、Dutch State Has Acquired 12.68% Stake in Air France-KLM(抜粋)

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