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フィアット、SUVに一段と注力-「ジープ」「ラム」に5000億円投資

  • 米SUVブームがピーク迎えたとの懸念の中でも大型投資
  • 全米自動車労組は雇用創出につながる動きだとして歓迎
The 2019 Ram Power Wagon pickup truck

The 2019 Ram Power Wagon pickup truck

Photographer: Sean Proctor/Bloomberg

The 2019 Ram Power Wagon pickup truck

Photographer: Sean Proctor/Bloomberg

フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)は「ジープ」の新型モデル生産とピックアップトラック「ラム」の増産に向け、45億ドル(約5000億円)を投資する計画だ。同社は米国販売が失速し、ライバル企業の多くのモデルが投入される中でも、利幅の大きいスポーツタイプ多目的車(SUV)の販売増に期待している。

  マイク・マンリー最高経営責任者(CEO)は記者団との電話会見で、同社はデトロイトによるマック・アベニュー・エンジン工場に16億ドルを投じ、次世代「ジープ・グランドチェロキー」と、オプションでプラグイン・ハイブリッドエンジンが搭載可能な3列シートのフルサイズSUVジープを生産すると語った。さらにミシガン州ウォーレンのトラック工場にも15億ドルを投資し、「ジープ・ワゴニア」と「グランド・ワゴニア」を復活させると共に、「ラム1500クラシック」の生産を年内継続する。

  全米自動車労働組合(UAW)は、FCAの米工場での雇用創出につながる動きだとして歓迎した。

  これらモデルの投入はライバルであるゼネラル・モーターズ(GM)とフォード・モーターが「フォード・ブロンコ」や「シボレー・ブレイザー」を再発売する時期と重なる。ジープの伝統を受け継ぐ「ラングラー」の在庫が予想外に急増したことで、米大手自動車メーカー各社の利益の伸びを後押ししてきた米国のSUVブームがピークを迎えつつあるとの懸念が強まっている。FCAは26日遅く、生産を需要に合致させるためにイリノイ州のジープ工場のシフトを削ると発表した。

SUV Supremacy

U.S. consumers will have more SUVs than cars to choose from by 2022

Source: LMC Automotive

Note: Model counts after 2018 are projected

原題:Fiat Deepens SUV Bet With $4.5 Billion for Jeep, Ram Plants (3)(抜粋)

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