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Photographer: Qilai Shen/

中国経済、持ち直しに向けた最初の兆しか-2月の先行指標示唆

  • 株高や商品価格の上昇でマインド改善-貿易休戦や金融緩和が寄与
  • 景気に大きくプラスと判断するには時期尚早-曲天石氏
A man rides a bicycle along the Bund while buildings of Pudong's Lujiazui financial district stand across the Huangpu River as the sun rises in Shanghai, China, on Friday, Oct. 2, 2015. China's consumer inflation moderated and factory gate deflation extended a record stretch of declines, signaling the People's Bank of China still has room to ease monetary policy further to support a slowing economy.
Photographer: Qilai Shen/

何カ月にもわたり減速していた中国経済は、持ち直しに向けた最初の兆候を見せた。株高や商品価格の上昇でマインドが改善している。

  ブルームバーグ・エコノミクスは市場センチメントや業況に関する先行指標をまとめ、独自に指標を作成している。それによると、株価指数や商品価格の上昇がけん引し、規模が小さめの企業の心理も改善した。一方で、物価や貿易、セールスマネジャーのセンチメントの動向を示す指標は中国経済が底打ちしたと判断するには時期尚早であることを示唆している。

Brightening Up

Earliest China indicators show recovery after months of deterioration

Source: Bloomberg Economics

Note: Bloomberg Economics generates the overall activity reading by aggregating the three-month weighted averages of the monthly changes of eight indicators, which are based on business surveys or market prices.

  ブルームバーグ・エコノミクスの曲天石エコノミストによれば、中国人民銀行(中央銀行)による金融緩和や対米貿易戦争の「休戦」が相場を押し上げている。トランプ米大統領が中国製品に対する関税の追加引き上げ期限を先送りすると発表し、今週に入り中国本土株は大きく値上がりし、オフショア人民元も上昇している。

  株高が「消費者信頼感を後押しする可能性はあるが、経済活動に大きくプラスに働くと言うにはまだ早い」と曲氏は指摘する。

  民間企業の資金調達改善やインフラ建設推進など刺激策による効果が表れ始めており、1月の人民元建て新規融資は過去最高を記録、輸出も伸びた。金融政策が今後も景気を支援するほか、減税や歳出増、特別債発行など今年の財政措置はさらに強化されると曲氏は予想した。

  スタンダードチャータードで中小企業の景況感指数をまとめている申嵐エコノミスト(北京在勤)は、中小企業の資金調達改善に的を絞った支援策が奏功しつつあると指摘。2月の同指数は55.1と前月の54.9から小幅ながら上昇した。

原題:China’s Economy Sees First Signs of Pickup, Earliest Gauges Show(抜粋)

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