コンテンツにスキップする

EU、英議会採決直前まで譲歩しない公算-首脳会議前2週間で詰めか

  • 3月の首脳会議まで2週間で集中的に詰めの作業を行う日程を想定か
  • 首脳会議が「いちかばちか」の交渉の場となることをEU側は警戒

欧州連合(EU)は、英議会による採決の直前まで離脱合意案を巡る譲歩を示す可能性は低い。3月21、22日のEU首脳会議という重要なヤマ場に向けて、2週間で集中的に詰めの作業を行う日程を想定しているようだ。

  メイ英首相は26日に離脱延期の可能性を議会に諮る方針を表明したが、EUの外交官らはそれに先立ち、3月半ばの展開をどのように演出するかという構想をあらかじめ描き始めた。

  EUとしては3月の首脳会議が「いちかばちか」の交渉の場となることを警戒し、英議会が再度否決するだけに終わるような合意を首脳らが承認することにしたくないと考えている。このため首脳会議の開催に先立ち、離脱合意案または代替案に対し、英下院の採決で明確な過半数の支持を獲得できる確証を得る展望をEUは描いている。

  離脱後のアイルランド国境へのハードボーダー(物理的壁)設置回避を保証する安全策として、英国がEUとの関税同盟にとどまるとした「バックストップ」条項について、英国を恒久的に縛ることはできないとコックス法務長官が助言を変更できるよう、法的表現を工夫する作業が英・EU間で続けられている。

  EU当局者は、一方的な離脱メカニズムや有効期限を設定する可能性は否定するものの、物品の流れをテクノロジーで制御する代替措置を将来的に検討すると約束できるほか、見直し期間を設けることも考えられ、この取り決めが恒久化を意図したものではないと強調することも可能だとしている。

原題:EU Sees Two-Week Phase of Brexit Intensity as U.K. Goes to Brink(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE