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2月26日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドルが下げ幅拡大、ユーロは一時3週ぶり高値

  26日のニューヨーク外国為替市場ではドルが主要10通貨の全てに対し下落。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は金融政策に関し辛抱強いアプローチを取るとあらためて述べた。同日発表の米経済指標は強弱まちまちだった。

  • ニューヨーク時間午後4時35分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.3%安。午後に日中安値を更新し、3営業日続落となった
    • オーストラリア・ドルやカナダ・ドルが堅調。月末特有の資金フローと商品相場高が支えに
  • パウエル議長が上院銀行委員会で証言。米経済に関し、一部で「相反するシグナル」が見られ、金利変更について辛抱強くあることは正当化されると判断した、と説明。インフレ圧力が「抑制」される中、米経済は健全だとしたほか、最大のリスクは世界経済の減速だとも述べた
  • 民間調査機関コンファレンスボードの2月の米消費者信頼感指数が市場予想を上回った一方、昨年12月の米20都市住宅価格指数は4年ぶりの小幅な伸びにとどまり、同月の米住宅着工件数は約2年ぶりの低水準となった
  • ユーロはドルに対し0.3%高の1ユーロ=1.1390ドル。1.14ドル台に乗せて約3週間ぶり高値を付ける場面があった
  • ポンドはドルに対し1.2%高の1ポンド=1.3253ドル。主要10通貨のうち対ドル上昇率が最大となった
    • メイ英首相は欧州連合(EU)への離脱延期要請と合意なしの離脱について採決を実施すると約束
  • ドルは円に対し0.4%安の1ドル=110円59銭。110円43銭で日中安値を付けた。米住宅着工件数の低調さなどが背景
  • トランプ大統領は2回目の米朝首脳会談を前にハノイに到着
  • オーストラリア・ドルは米ドルに対し0.3%高。銅相場がプラスに転じたこと、パラジウムの最高値更新、原油の上昇が背景

欧州時間の取引

  パウエルFRB議長の議会証言を控えた取引で、ドル指数は上下に細かくもみ合った。原油相場の下落が支えになったものの、その影響をポンド高が打ち消した。メイ英首相がEUからの離脱を延期する案を検討しているとの報道を受け、ドルがポンドに対し軟化した。
原題:Dollar Extends Losses, Euro Flirts With 3-Week High: Inside G-10(抜粋)
Dollar Steadies Before Powell, Pound at 4-Week High: Inside G-10

◎米国株・国債・商品:株は小反落、次の材料待ち-米国債高い

  26日の米株式相場は小幅反落。取引終了1時間前に下げに転じた。パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言は、市場に好材料を与えなかった。

  • 米国株は小幅安、取引終盤で下げに転じる
  • 米国債は上昇、ドル・円の下落などが支え
  • NY原油ほぼ変わらず、大幅安後で手がかり難との声も
  • NY金は小幅安、1オンス=1328.50ドル

  S&P500種株価指数は薄商いの中をもみあう展開。2800ちょうどの節目で上値を抑えられた。パウエル議長は金融政策の軌道と経済の健全性について議論した。議長が成長にはむらがあるようだと警告したことを受け、S&P500種は下げたが、米金融当局が政策を維持するとの観測を背景に、下げを埋める場面もあった。

  S&P500種は前日比0.1%安の2793.90。ダウ工業株30種平均は33.97ドル(0.1%)下げて26057.98ドル。ナスダック総合指数は0.1%下落。米国債市場では午後4時54分現在、10年債利回りが3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し2.64%。

  米国債は日中の高値付近で終えた。全般的なドル安の中、ドルは対円で特に下げた。パウエル議長証言への反応は薄かった。

  LPLファイナンシャルのシニア市場ストラテジスト、ライアン・デトリック氏は、S&P500種が「2800の下で値固めしており、次の動きが起きる前に一息入れているようだ」と指摘。「反発局面の楽な部分は終わった。次の10%はもっと難しくなる」と述べた。

  またスワン・グローバル・インベストメンツの創業者、ランディ・スワン氏は、「ここまでずいぶん大きく上昇してきた。昨年12月以降の上昇に、私はかなり感心している」と発言。「様子見のパターンのようだ。次に何が起こるのか見極めるため、良い悪いにかかわらず、経済ニュースを待っている」と話した。

  ニューヨーク原油先物相場は小幅高。前日はトランプ大統領が石油輸出国機構(OPEC)に圧力をかけたこととから、1カ月ぶりの大幅安だった。トラディション・エナジーのジーン・マクギリアン氏は、「市場は次の手がかりを探している」と述べた。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物4月限は2セント(0.1%未満)上げて1バレル=55.50ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント4月限は45セント上昇の65.21ドル。

  ニューヨーク金先物は小幅続落。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は0.1%安の1オンス=1328.50ドルで終了。
原題:Stocks Close Lower; Pound Gains on May Promise: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Supported Amid Slide in USD/JPY, Strong 7-Yr Auction
Oil Steadies After Biggest Drop in a Month as Trump Presses OPEC

◎欧州債:イタリア債が上昇、中長期債発行控え-ドイツ債下落

  26日の欧州債市場では、イタリア債が上昇し、ドイツ債が下落した。スペイン債はシンジケート団を通じた50億ユーロ規模の15年債発行で条件が決まったことを受け、長期債が中核国債や準中核国債をアウトパフォームした。

  • イタリア債は中期物以降の利回り曲線がブルスティープ化。同国は27日に5年債と10年債を発行する
    • イタリア債を巡っては、3月1日に239億ユーロ相当の償還と100億ユーロの利払いを迎える
  • ドイツ債は下落。27日には2029年2月償還債(表面利率0.25%)を30億ユーロ発行する
  • 英国債も下落。メイ首相は議会で、合意なきEU離脱の阻止と離脱延期の要請を可能にする議会採決をそれぞれ実施すると表明した
  • ドイツ10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上げて0.12%、フランス10年債利回りは変わらずの0.53%、イタリア10年債利回りは6bp低下の2.72%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:Bunds Fall, Italian Bonds Advance; End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)

(NY外為と米国株・国債・商品を更新します.)
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