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Photographer: Christopher Lee/Bloomberg

AT&Tのタイム・ワーナー買収、米高裁も容認-政府は上訴断念

更新日時
  • 政府主張を退けた地裁判断が誤りだったと立証できず-高裁
  • 両社統合は有料テレビ料金上昇につながると米政府は主張
AT&T Inc. And Time Warner Inc. Locations As Antitrust Ruling Approves Merger
Photographer: Christopher Lee/Bloomberg

AT&Tは、同社によるタイム・ワーナー買収を白紙に戻そうとする米政府の取り組みを再度かわし、昨年完了した850億ドル(約9兆4000億円)規模の買収を揺るぎないものとした。

  米連邦地裁のリチャード・レオン判事は昨年6月、ケーブルテレビ(CATV)や衛星放送業者に提供されているタイム・ワーナー番組の料金値上げにつながると米司法省が立証できなかったと指摘し、買収差し止めを求めた同省の訴えを退けた。これを不服とする同省が控訴していたが、ワシントンの連邦高裁は26日、レオン判事の判断は明確な誤りだったと同省が立証できなかったとして同判事の決定を支持した。同省はさらなる審理を求める意向を示していない。

  連邦高裁は35ページから成る判決文で、「地裁は経済原則を誤解かつ誤用し、また数量的モデルを却下することで明らかに判断を誤ったとする政府の異議申し立てには説得力がない」と説明した。

  AT&Tは司法省が上訴を断念したことについてコメントを控えた。AT&T株は26日の米株式市場で、前日比0.3%高の31.22ドルで引けた。

原題:AT&T Defeats U.S. Bid to Kill $85 Billion Time Warner Deal (3)(抜粋)

(司法省の上訴断念などの情報を追加して更新します.)
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