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パウエル議長の証言:意見の相違、目立たぬよう腐心か-利上げ巡り

  • 利上げ再開に何が求められるか、当局者間の見解は分かれている
  • 「メスター陣営」「ウィリアムズ陣営」に大別-スタンリー氏

米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、米東部時間26日午前9時45分(日本時間同午後11時45分)から上院銀行委員会で半期に一度の議会証言を行う。27日には下院金融委員会で証言する。

  米金融当局者の間では、利上げ再開に何が求められるかを巡って意見の相違が顕在化しつつあるが、パウエル議長はこの点をあまり際立たせることのないよう、努めるものと予想される。

  アマースト・ピアポント・セキュリティーズのチーフエコノミスト、スティーブン・スタンリー氏は、クリーブランド連銀のメスター総裁に代表されるグループと、ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁に代表されるグループに金融当局者を大別する。

Federal Reserve Chairman Jerome Powell Holds News Conference Following FOMC Rate Decision

パウエルFRB議長

写真家:Andrew Harrer / Bloomberg

  スタンリー氏が「メスター陣営」と呼ぶグループは、自分たちの予想通り、成長ペースは鈍化しつつも米経済が堅調さを保ち、低失業率の下でインフレ率が2%近辺で推移するなら、利上げを再開することになると想定している。

  一方、「ウィリアムズ陣営」とスタンリー氏が呼ぶグループは、利上げ再開に先立ってインフレ率が自分たちの予想を上回る必要があるとする。連邦公開市場委員会(FOMC)参加者ではクラリダFRB副議長もこのグループに属すると目される。

  スタンリー氏は「FOMC内の意見は大きく分かれている」とした上で、パウエル議長は議会証言で「いかなる相違についても微妙なニュアンスを打ち出そうとし、共通点に重点を置くよう」腐心するだろうと話した。

Inflation has run below the Fed's 2 percent goal
Markets are pricing in a flat 2019 interest rate path

原題:Powell to Duck Taking Sides as Two Fed Camps Square Off on Rates(抜粋)

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