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Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

米国株が上昇、貿易巡る楽観で-上値は限定的

更新日時
A trader works on the floor of the New York Stock Exchange (NYSE) in New York, U.S.
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

25日の米株式相場は続伸。終値ではほぼ4カ月ぶりの高値となった。トランプ米大統領が対中関税引き上げを延期したことから、通商協議における進展の兆しと受けとめられた。債券利回りは上昇、原油相場は下落した。

  • 米国株は続伸、貿易巡る楽観強まる
  • 米国債は下落、10年債利回り2.66%
  • NY原油は4週ぶり大幅安、トランプ氏が高過ぎると指摘
  • NY金は下落、1オンス=1329.50ドルで終了

  S&P500種株価指数は午前に日中高値を付けた後は、公益や不動産、生活必需品株の下げに伴い伸び悩んだ。ゼネラル・エレクトリック(GE)は急伸。同社はバイオファーマ事業を214億ドル(約2兆3700億円)で売却することで合意した。

  S&P500種が前日比0.1%高の2796.11。ダウ工業株30種平均は60.14ドル(0.2%)上げて26091.95ドル。ナスダック総合指数は0.4%上昇。米国債市場では午後4時52分現在、10年債利回りが1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し2.66%。

  米国債はポジティブなリスクセンチメントを背景に軟調推移。ただ、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言を26日に控え、一段の方向性をもたらす材料は乏しかった。

  マニュライフ・アセット・マネジメントのグローバル資産配分責任者、ネーサン・ソーフト氏は、「トランプ政権と中国の習政権は痛みを十分に味わったため、『合意をまとめなくてはならない』という状況に追い込まれたというのが実際のところだ」と指摘。「彼らが接触し、実際に話をしているという事実、および進展しているように見えることが市場でポジティブと捉えられていることは確実だ」と述べた。

  米政府が対中関税引き上げを公式に延期したことで、世界的な株高の流れに弾みが付く可能性がある。通商問題を巡る不透明感や世界の経済成長減速見通しが、株高への重しとなっていた。今週はパウエルFRB議長の議会証言にも注目が集まっている。金融政策に関する最新の情報が得られる見込みだ。

S&P 500 continues to breach short-term overbought territory

  ニューヨーク原油先物相場は反落。4週間ぶりの大幅安となった。トランプ大統領が原油価格は高過ぎるとし、石油輸出国機構(OPEC)に対して「リラックスして、落ち着く」よう求めたことが背景。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物4月限は1.78ドル(3.1%)安の1バレル=55.48ドルで終了。これは14日以来の安値。ロンドンICEの北海ブレント4月限は2.36ドル下げて64.76ドル。

  ニューヨーク金先物は下落。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は0.3%安の1オンス=1329.50ドルで終了。スポット相場は0.1%の下落。

原題:Stocks Hold On To Trade Optimism Gains; Oil Falls: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Heavy as Risk Rallies; Double Auctions Well Received
Crude Oil Plummets as President Trump Warns Against High Prices
PRECIOUS: Palladium Surge Continues With Price Up 22% This Year

(相場を更新し、5-6段落を追加します.)
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