コンテンツにスキップする

2月25日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドル下げ埋める、円など逃避先通貨が安い

  25日のニューヨーク外国為替市場では、ブルームバーグのドル指数が下げを埋めてほぼ横ばい。円やスイス・フランなど逃避先通貨が幅広く下落した。米中通商協議進展の兆候を受け、リスク選好度が高まった。

  • ニューヨーク時間午後4時24分現在、ブルームバーグ・ドル・スポット指数は前週末比0.1%低下。中国との貿易交渉が「進んだ段階にある」とトランプ大統領がツイートした後にプラス圏に転じるも、失速
  • それより前にトランプ氏は、中国との合意に「極めて近づきつつある」、「首脳会談で合意に署名する見通し」と記者団に語っていた
    • ドルは主要10通貨の大半に対し下落
  • ポンドは対ドルで0.3%高い1ポンド=1.3098ドル。英野党・労働党のコービン党首が欧州連合(EU)離脱を巡る2回目の国民投票実施を支持することに合意したことを受けて上昇
  • パウエルFRB議長による半年に一度の議会証言が市場で待たれている
  • オーストラリア・ドルとニュージーランド・ドルが米ドルに対し特に値上がり。対中関税引き上げ延期を好感
  • ユーロはドルに対し0.2%高の1ユーロ=1.1361ドル。比較的薄商いの中、ショートカバーが支えた
    • 欧州中央銀行(ECB)が3月に条件付き長期リファイナンスオペ(TLTRO)を発表する可能性があるとの報道もユーロを下支え
  • ドルは円に対し0.3%上げて1ドル=111円04銭と、上げ幅を縮小。早い時間には米10年債利回りの上昇や米国株高を受け、ドルは一時0.5%高の111円24銭となっていた

欧州時間の取引

  ドル指数が約2週間ぶり安値に低下。米中通商協議の進展に関する新たな兆候に反応した。中国製品に対する関税引き上げ回避の交渉期限を延期するとトランプ大統領が明らかにした後、資源国通貨は騰勢を強めた。
原題:Dollar Pares Losses, Havens Maintain Declines: Inside G-10(抜粋)
Dollar Drops, Commodity Currencies Gain on Trade: Inside G-10

◎米国株・国債・商品:株が上昇、貿易巡る楽観で-上値は限定的

  25日の米株式相場は続伸。終値ではほぼ4カ月ぶりの高値となった。トランプ米大統領が対中関税引き上げを延期したことから、通商協議における進展の兆しと受けとめられた。債券利回りは上昇、原油相場は下落した。

  • 米国株は続伸、貿易巡る楽観強まる
  • 米国債は下落、10年債利回り2.66%
  • NY原油は4週ぶり大幅安、トランプ氏が高過ぎると指摘
  • NY金は下落、1オンス=1329.50ドルで終了

  S&P500種株価指数は午前に日中高値を付けた後は、公益や不動産、生活必需品株の下げに伴い伸び悩んだ。ゼネラル・エレクトリック(GE)は急伸。同社はバイオファーマ事業を214億ドル(約2兆3700億円)で売却することで合意した。

  S&P500種が前日比0.1%高の2796.11。ダウ工業株30種平均は60.14ドル(0.2%)上げて26091.95ドル。ナスダック総合指数は0.4%上昇。米国債市場では午後4時52分現在、10年債利回りが1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し2.66%。

  米国債はポジティブなリスクセンチメントを背景に軟調推移。ただ、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言を26日に控え、一段の方向性をもたらす材料は乏しかった。

  マニュライフ・アセット・マネジメントのグローバル資産配分責任者、ネーサン・ソーフト氏は、「トランプ政権と中国の習政権は痛みを十分に味わったため、『合意をまとめなくてはならない』という状況に追い込まれたというのが実際のところだ」と指摘。「彼らが接触し、実際に話をしているという事実、および進展しているように見えることが市場でポジティブと捉えられていることは確実だ」と述べた。

  米政府が対中関税引き上げを公式に延期したことで、世界的な株高の流れに弾みが付く可能性がある。通商問題を巡る不透明感や世界の経済成長減速見通しが、株高への重しとなっていた。今週はパウエルFRB議長の議会証言にも注目が集まっている。金融政策に関する最新の情報が得られる見込みだ。

  ニューヨーク原油先物相場は反落。4週間ぶりの大幅安となった。トランプ大統領が原油価格は高過ぎるとし、石油輸出国機構(OPEC)に対して「リラックスして、落ち着く」よう求めたことが背景。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物4月限は1.78ドル(3.1%)安の1バレル=55.48ドルで終了。これは14日以来の安値。ロンドンICEの北海ブレント4月限は2.36ドル下げて64.76ドル。

  ニューヨーク金先物は下落。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は0.3%安の1オンス=1329.50ドルで終了。スポット相場は0.1%の下落。
原題:Stocks Hold On To Trade Optimism Gains; Oil Falls: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Heavy as Risk Rallies; Double Auctions Well Received
Crude Oil Plummets as President Trump Warns Against High Prices
PRECIOUS: Palladium Surge Continues With Price Up 22% This Year

◎欧州債:イタリア債が上昇、フィッチの格付け維持を引き続き好感

  25日の欧州債市場ではイタリア債が総じて堅調。フィッチが22日、同国の格付けと見通しを維持したことがこの日も支援材料となった。ドイツ債は下げ幅を縮小した。

  • イタリア債のイールドカーブはブルスティープ化。2年債利回りは一時12ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下、10年債利回りは2.75%と、約1週間ぶりの低水準に下げた。ドイツ債との利回り差は8bp縮小して266bpとなった
  • ドイツ債は下げ幅を縮小。中核国債のパフォーマンスは準中核国債を下回った
  • ドイツ10年債利回りは1bp上げて0.10%、フランス10年債利回りは1bp上げて0.52%、イタリア10年債利回りは8bps低下の2.77%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:Italian Bonds Advance as Bunds Trim Losses; End-of-Day Curves(抜粋)

(NY外為と米国株・国債・商品を更新します.)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE