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ベネズエラ国境付近で武力衝突-グアイド派の支援物資搬入は成功せず

  • グアイド国会議長はペンス米副大統領らと25日に協議する
  • マドゥロ大統領は兵士増員や装甲車両の追加で国境付近の警備強化

ベネズエラで23日起きた武力衝突では催涙ガスが使われ、死者も出る事態となった。しかし同国には何の変化も生まれず、勝者もいないようだ。国民はなお飢え、恐怖を感じ、今後どうなるのか見極めようとしている。

  マドゥロ大統領と同大統領に対抗するグアイド国会議長の各支持派の衝突が起きた国境の町ククタで水を売るルイス・アントニオ・セケラさんは「正直、私は失望している。われわれが必要としているのは支援だが、誰からも支援を得られていない」と語った。

Border between Venezuela and Colombia

国境付近で武力衝突があった翌日、橋の上で破壊されたトラックの近くに集まる人々

写真家:Federico Rios / Bloomberg

  米国など約50カ国を含むグアイド氏の支持派と同氏はベネズエラと国境を接するコロンビアやブラジル側の拠点に食料や医薬品を蓄積していた。支援物資には、独裁的なマドゥロ政権下で豊かな国から貧困になったベネズエラを救うとともに、暫定大統領就任を宣言したグアイド氏を正統な継承者かつ「救済者」として示す意図があった。

  しかしマドゥロ大統領はこうした取り組みを妨げようと、引き続き自身に忠実な軍を動員。衝突では最大4人が死亡し、200人前後が負傷した。一方、兵士約100人が逃亡した。国境を越えた支援物資はほとんどなかった。

Border between Venezuela and Colombia

24日、国境付近で食料や水を得ようと列を作る人々

写真家:Federico Rios / Bloomberg

  衝突のあった国境付近の町は24日、ほぼ落ち着きを取り戻したが、ブラジル国境に近いパカライマでは前日に続いて衝突があった。目撃者の証言によるとマドゥロ大統領派が付近の町で人々に発砲した。マドゥロ大統領が兵士増員や装甲車両の追加で国境付近の警備を強化する一方、グアイド氏側は次の動きを検討している。

  グアイド氏は25日、中南米諸国で構成する「リマ・グループ」がボゴタで開く会合にベネズエラ代表として出席する。ペンス米副大統領も出席し、グアイド氏と次の措置について協議する。

題:After Venezuela Aid Is Torched, Guaido Plots Bolder Measures(抜粋)

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