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中国がレバレッジ圧縮棚上げ、景気に配慮-再び借金癖の恐れ

  • 「レバレッジ縮小は死んだ」-ナティクシスのガルシアエレロ氏
  • シャドーバンキング縮小や債務の年限長期化が焦点

約2年にわたり市場を揺るがしてきた中国のレバレッジ圧縮の取り組みを巡っては、「中国当局が痛みにどの程度耐えられるか」という疑問がずっと続いていた。

  その当局が我慢の限界に達したことを示す証拠が増えている。銀行融資から信託商品の組成、株式の信用取引に至るまで中国国内のレバレッジはほぼ至るところで上向いている。

  レバレッジ上昇は季節的な影響で一部説明が可能だが、中国当局が34兆ドル(約3762兆円)規模の債務抑制から2009年以来の低成長に沈む景気のてこ入れに軸足を移す中、アナリストらはこの傾向が今後も続くとみている。

  ナティクシスのアジア太平洋担当チーフエコノミスト、アリシア・ガルシアエレロ氏(香港在勤)は「レバレッジ縮小は死んだ」と話す。

China's shadow loan resurgence gives trust firms a shot in the arm

  問題は、シャドーバンキング(影の銀行)の縮小や債務の年限長期化など資金調達を巡るより健全な組み合わせを実現しようとする中国の取り組みが成功するかどうかだ。李克強首相は先週、こうした課題を踏まえ、短期債務の急拡大に伴うリスクへの警戒を呼び掛けた。習近平国家主席も週末に経済の安定とリスク管理を両立すべきだとの考えを示した。

  中国社会科学院経済研究所の張暁晶副所長によると、中国全体のレバレッジ比率は昨年末時点で243.7%。企業部門が154%、家計部門が53%、政府部門が37%だった。中国のレバレッジ比率は08-16年に年平均12ポイント上昇していた。

原題:China Deleveraging Is Dead as $34 Trillion Debt Boom Returns (2)(抜粋)

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