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債券は小幅安、米中貿易協議の進展受けた株高で-高値警戒感も

更新日時

債券相場は小幅安。トランプ米大統領が対中関税引き上げの交渉期限を延期すると述べたのを受けて、株式相場が上昇すると売りが優勢となった。前週末に長期金利が今年の最低まで低下するなど高値警戒感が出ていたことも相場の重しとなった。

  • 新発10年物353回債利回りは、日本相互証券の前週末午後3時時点の参照値より0.5ベーシスポイント(bp)高いマイナス0.04%。前週末は一時マイナス0.05%に低下
  • 長期国債先物3月物は前日比1銭高の152円91銭で取引を開始したが、その後は売りに推されて一時は152円84銭まで下落。結局は3銭安の152円87銭で終了
  • 先物中心限月の日中売買高は1兆3268億円と昨年10月以来の低水準

市場関係者の見方

SMBC日興証券の竹山聡一金利ストラテジスト
  • トランプ大統領の発言を受けたリスクオンの株高・円安につれて円債相場は下げに転じた。ただ、内容は想定内で大きな市場変動には至らず
  • 現物債の相場も先物とほぼパラレルに下げたが、利回りが0.4%の節目を割り込んでいた20年債には高値警戒感も出ているようだ
  • 朝日新聞が報じた黒田総裁のインタビューは内容には新味がないが、発言したこと自体に若干の意味。先行き米利上げ停止が濃厚になった場合に生じ得る円高圧力に先手を打つ狙いか
野村証券の中島武信シニア金利ストラテジスト
  • 海外勢の取引も多い先物相場では膠着(こうちゃく)感が強まっている
  • 海外勢が先物を買い進められないのは残存期間7年以下がほぼフラット化しており、将来のマイナス金利深掘りが意識されるには至っていないため

背景


新発国債利回り(午後3時半時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.175%-0.175%-0.040%0.405%0.580%0.650% 
前日比+0.5bp+0.5bp+0.5bp+1.0bp+0.5bp+0.5bp
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