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Photographer: Akio Kon/Bloomberg

富国生命は外債為替リスクヘッジへ、FRBハト派転換で円高に備える

  • 償還が近いオープン外債は1ドル=110円前後のうちに為替予約
  • 再投資含めてユーロ建て外債をヘッジ付きで数百億円積み増し
Japanese 10,000 yen banknotes are arranged for a photograph in Kawasaki, Kanagawa Prefecture, Japan, on Saturday, July 7, 2018.
Photographer: Akio Kon/Bloomberg

富国生命保険は外貨建て債券の為替リスクをヘッジ(回避)していく。米連邦準備制度理事会(FRB)のハト派転換で円高進行に備える。

  富国生命ではアベノミクス前の1ドル=80-90円時に購入したオープン外債が110円を超えた今の水準で償還を迎えている。渡部毅彦財務企画部長はブルームバーグのインタビューで今年のドル・円相場の予想を105-110円として、償還が近い外債は110円前後のうちに為替予約してリスクを消す方針を示した。現在5割を下回る為替ヘッジ比率を上昇させる。

Fed Chairman Jerome Powell Holds News Conference Following FOMC Rate Decision

FRBのパウエル議長

Photographer: Al Drago/Bloomberg

  償還資金の再投資を含めて昨年10ー12月に、残高が少なかったユーロ建て外債をヘッジ付きで数百億円積み増した。また為替リスクのある外債や低利回りの国内債より、配当利回りの狙える国内株を割安局面でリスクテークすることは妥当としている。下期に視野に入れていた日本国債は利回りが低下しており、12月以降は新規投資はしていない。

  渡部部長は、日本銀行は変わらないがFRBがハト派に転じたとして「相対的には為替は円高に備えなければいけない局面だ」と述べた。一時的に100円割れのリスクもみており、今年の資産運用で一番のリスクは為替だとしている。富国生命は外貨建て保険を販売していないが、運用資産に占める外貨建て資産の比率は現在3割超と高い。

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