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ECB当局者、新たな長期資金供給オペは急がずー3月に中間評価

  • TLTROの再開、決断は夏まで待てる-ノボトニー氏
  • 仏中銀総裁:ECB、さまざまな形態の長期資金供給を検討すべきだ

欧州中央銀行(ECB)の当局者は銀行向けの新たな資金供給を急いでいない。ユーロ圏の景気減速に金融政策で対応する必要があるかどうか明確になる前に、あらゆる方策を議論すべきだと考えている。

  ECB政策委員会メンバーのノボトニー・オーストリア中銀総裁は22日、条件付き長期リファイナンスオペ(TLTRO)を再開するかどうかの決断は夏まで待てるだろうと述べた。ECBはこれまで、TLTROで7200億ユーロ(約90兆3300億円)超の資金を供給済み。ビルロワドガロー仏中銀総裁は同日、資金供給を行うのであれば、特定の銀行や加盟国ではなく確実にユーロ圏全体が対象になるようにするべきだと語った。

  ビルロワドガロー氏はリスボンでの講演で、「政策委員会はいずれこのことについて決定するだろう」と述べ、「さまざまな形態の長期リファイナンスオペ(LTRO)を含め、可能なあらゆる政策手段を検討した上で条件や期間の微調整を決定することが必要だ」と論じた。

  同氏は金融政策の正常化を漸進的に進めることがなお望ましいとの認識を示し、現在の減速が一時的か構造的かをより正確に見極めるため、ECBは今後数四半期の経済統計を注視するべきだと主張した。

  ノボトニー氏はブリュッセルで記者団に対し、「今後の動向を見守り、様子見するのが適切」だと発言。景気減速が「特殊要因で、状況が変化するなら」銀行向けの新たな資金供給は「不要だ」と言明した。新たな資金供給オペについては3月に中間評価が示されるだろうと、同氏は付け加えた。

原題:ECB Officials See No Need to Rush $800 Billion Bank-Loan Call(抜粋)

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