コンテンツにスキップする

NY連銀総裁:インフレ期待低下のリスク警告、枠組み見直しが必要

米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は、インフレ率が金融当局の目標である2%に達しない状況が長年続いたことで、インフレ期待が下がった可能性があると懸念を表明した。

  総裁は22日にニューヨークで講演し、「中長期のインフレ期待の指標が低下するという憂慮すべき兆候が、ここ数年に幾つか見られるようになった」とし、「インフレ期待という錨(いかり)がじわじわと岸に押し寄せられるリスクは、インフレ目標達成を目指す長年の枠組みを見直す必要性を浮き彫りにしている」と述べた。

  2月のミシガン大学消費者マインド指数(速報値)によれば、5-10年先のインフレ期待値は2.3%に低下し、過去最低水準と一致。市場に基づくインフレ期待の指標もここ数カ月は低下しており、現在の5年後から5年間のインフレ期待を反映するブレーク・イーブン・インフレ率(フォワードBEI)は15日に1.8%。5年フォワードBEIは、2018年の大半で2%を上回っていた。

  米金融当局は今年、政策の枠組みの包括的な見直しを実施する。これには議会から与えられた責務の一つ、物価安定を達成するための手法も含まれる。

  総裁は「インフレ期待が高過ぎる、低過ぎるにかかわらず、縛りを解かれることについて、当局は無関心になるべきではない」とし、「当局が今年、政策枠組みの見直しを実施することを非常に喜ばしく思う」と語った。

原題:Fed’s Williams Warns of Risks of Low Inflation Expectations (1)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE