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S&P:日産自を「A-」に1段格下げ、見通しは「安定的」

更新日時
  • 北米や中国、日本の主要市場の販売減速が1-2年は収益下押し
  • 事業基盤強固でコスト管理強化方針もあり収益悪化の可能性限定的

S&Pは、業績回復見通しが弱いことを理由に、日産自動車の長期格付けを従来の「A」から「Aー」に1段格下げしたと発表した。見通しは引き下げ方向の「クレジット・ウォッチ」を解除し、「安定的」にした。

  格下げの理由として、北米や中国、日本という主要市場での販売減速で今後1-2年は収益への下押し圧力がかかることに加え、仏ルノーとの協議が進み新たな経営体制が安定化するまでには時間が必要であり、収益性の早期回復は難しいと指摘。ルノー、三菱自動車との3社連合の協力体制の再構築について短期間で合意することは難しいとみている。

  また、2018年11月以降、日本国内では新車販売台数の減少が続いており、経営体制の不透明性がブランドイメージに悪影響を与えている可能性があるとも指摘している。

  ただ、国内外での事業基盤は強固で、収益性がさらに大きく悪化する可能性は限られ、極めて強い財務内容を維持できるとみて見通しは「安定的」とした。販売奨励金を含むコスト管理を強化する方針であることに加え、徐々に新モデルの投入も進むとみられることから、来期に収益性が大きく悪化する可能性は限られると見込んでいる。

(2段落以下を追加します.)
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