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Photographer: Brendon Thorne/Bloomberg

豪ドル、2時間で約1%変動-最も変動激しい主要通貨を証明

  • 雇用者増から利下げの可能性、米中交渉および石炭輸出まで影響
  • 半分が中国、半分が欧米に依存する豪経済で通貨乱高下は必至か
An Australian one hundred dollar banknote is arranged for a photograph in Sydney, Australia, on Wednesday, May 23, 2018. Australia's central bank chief Philip Lowe said last week that his nation and China together can be a force supportive of an open global trading system.
Photographer: Brendon Thorne/Bloomberg

豪ドルは21日、2時間で1%近く変動し、ここ1カ月で最もボラティリティーが大きい主要通貨である理由を証明した。

  21日の出来事の推移はこうだ。1月の雇用者数が予想を上回る増加となったことを受けて、豪ドルは0.6%上昇。トレーダーはショート(売り持ち)ポジションの手じまいを余儀なくされた。だが、そのわずか42分後に豪ドルは急落。ウエストパック銀行の影響力のあるエコノミストが、オーストラリア準備銀行(中央銀行)が年内に2回利下げする可能性があると指摘した。

  動きの速いファストマネー投資家が新たにショートポジションを構築しようとすると、米中の交渉担当者が通商合意に向け覚え書きを取りまとめようとしているとロイター通信が伝えた。これを受けてリスクオンセンチメントが高まり、豪ドルも上昇した。

  ラボバンクのアジア金融市場調査責任者、マイケル・エブリー氏は「オーストラリアは半分が中国、半分が欧米に依存する経済と受け止められており、今後デカップリングが進めば、豪ドルはさまざまな方向に引っ張られるだろう」と指摘。「豪ドルの軌道は下向きだが、大きく変動しながら下落する」と述べた。

   実際、その後、豪ドルは急落。中国・大連港の税関当局がオーストラリアからの石炭輸入を禁止したとのロイター通信の報道を受けた。ヘッドラインが出た時に1豪ドル=0.7160米ドル前後で取引されていたが、その後0.7100米ドルまで下落した。

Aussie on a roller-coaster as jobs data, Westpac call, China trade news hit

原題:Most Volatile Major Currency Lives Up to It in Just One Morning(抜粋)
原題:Aussie Assets Smacked by Report of Dalian Ban on Coal Imports

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