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日本製造業PMI、2年半ぶり「悪化」水準に-生産・新規受注の減少加速

  • 速報値は48.5と業況の境目となる50を割り込む-2016年8月以来
  • PMIからは基礎的な業況不振がうかがわれた-IHSのヘイズ氏

2月の日本の製造業の業況は2年半ぶりに「悪化」を示す水準に低下した。生産高と新規受注の減少ペースが強まっていることが響いた格好だ。

  21日に発表された2月の日経日本製造業購買担当者指数(PMI)速報値は48.5と、1月の50.3から低下し、2016年8月以来の50割れとなった。同指数は50を超えると経済活動の全体的な改善を示し、下回ると悪化を表す。水準としては同年6月以来の低さ。

日経日本製造業PMIは2年半ぶり低水準

  同調査をまとめたIHSマークイットのジョー・ヘイズ氏は発表資料で、「第4四半期のGDP(国内総生産)速報値は経済活動の好転を示したが、今回のPMIからは基礎的な業況の不振がうかがわれた」と説明。中国経済の減速と世界的な景況の勢い鈍化が影響しているとし、「サービス業の事業活動が製造業の弱さを埋め合わせなければ、日本が19年に景気後退に陥る可能性は高まるだろう」との見方を示した。

  項目別では生産高が47.0(前月49.4)、新規受注は47.1(同48.7)とそれぞれ低下した。生産高予想は12年11月以降で初のマイナス。

  20日に発表された1月の貿易収支(速報値)では、輸出が前年比8.4%減の5兆5742億円と2カ月連続で減少。国・地域別では中国向けが17.4%減の9581億円と17年1月以来の低水準だった。
  

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