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米国株が小幅高、議事要旨の公表後にもみ合い

更新日時
  • キャタピラー株が大幅高、強気の中国需要見通し受け
  • 原油は6日続伸、1.5%上げて1バレル=56ドル台
A trader works on the floor of the New York Stock Exchange (NYSE) in New York, U.S.
A trader works on the floor of the New York Stock Exchange (NYSE) in New York, U.S. Photographer: Michael Nagle/Bloomberg
A trader works on the floor of the New York Stock Exchange (NYSE) in New York, U.S.
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

20日の米株式相場は小幅続伸。米連邦公開市場委員会(FOMC)会合(1月29-30日)の議事要旨は政策見通しに関する市場の認識をほとんど変えなかった。米国債は小幅安。

  • 米国株は小幅続伸、FOMC議事要旨後にもみ合い-キャタピラー高い
  • 米国債は小幅安、10年債利回り2.65%
  • NY原油は6日続伸、ベネズエラ懸念やOPEC減産順守の兆候で
  • NY金スポット、上げを消す-FOMC議事要旨受け

  FOMC議事要旨は、追加利上げについて辛抱強い現在の政策スタンスを米金融当局が維持する見通しを強めた。その後、S&P500種株価指数は前日終値を挟んでもみ合った。強気の中国需要見通しを発表したキャタピラーが大幅上昇し、素材株全体を押し上げた。

  S&P500種株価指数が前日比0.2%高の2784.70。ダウ工業株30種平均は63.12ドル(0.2%)上昇の25954.44ドル。ナスダック総合指数は0.1%未満上昇。ニューヨーク時間午後4時47分現在、米10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し2.65%。

  ニューヨーク原油先物相場は6日続伸。ベネズエラ産原油の供給懸念の高まりや、石油輸出国機構(OPEC)やその他主要産油国の取り組みで世界原油供給のだぶつきが解消に向かっているとの見方を受け、3カ月ぶり高値となった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物3月限は83セント(1.5%)高の1バレル=56.92ドル。3月限はこの日が取引最終日。一方、ロンドンICEの北海ブレント4月限は63セント上げて67.08ドル。

  ニューヨーク金市場ではスポット相場が横ばい。一時0.4%高となっていたが、米金融当局が今年利上げを見送るとの観測に対する疑念が生じ、上げを消した。FOMC議事要旨公表前に取引が終了したニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は、0.2%高の1347.90ドルで終了。

  FOMC議事要旨は総じて、当局のはっきりとしたハト派姿勢への転換を示すもので、バランスシート縮小の停止についての議論があったことや、追加利上げに関する不透明性を浮き彫りにした。これが相場にあまり響かなかったことは、ここ3カ月に株式・債券相場が大幅変動したことと関連がある。クリスマス以降にS&P500種が20%近く上昇したことが示す通り、議事要旨に盛り込まれたこれらセンチメントの大半は、市場にすでに織り込まれていた。

  ジョーンズトレーディングのチーフ市場ストラテジスト、マイケル・オローク氏は「『パウエル・ピボット』は実際のところ、パウエル議長が米国経済学会(AEA)会合で講演した1月4日に始まっていた」とコメント。当局の「ハト派姿勢が相場に織り込まれたと言っていいだろう」と語った。

原題:Stocks Edge Higher After Fed Minutes; Bonds Fall: Markets Wrap(抜粋)
Oil Rises to Three-Month High as Venezuela Woes Add to OPEC Cuts
Spot Gold Drops as Fed Minutes Sow Doubts on Dovish Rate View

(第6段落以降を追加し、更新します.)
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