コンテンツにスキップする
Photographer: Kostas Tsironis

トランプ大統領、EUに圧力-通商合意なければ自動車関税発動

  • 米欧関係が緊張する中でトランプ大統領は圧力を強める
  • 自動車輸入巡る商務省報告書を利用し、欧州の譲歩を引き出す構え
New imported automobiles sit on the dockside at the car terminal in the Port of Piraeus, operated by Piraeus Port Authority SA, before distribution to Europe in Piraeus, Greece, on Oct. 27, 2015.
Photographer: Kostas Tsironis

トランプ米大統領は20日、米国が欧州連合(EU)と通商合意に達することができなければEUからの自動車輸入に関税を課すとあらためて表明し、米欧関係が緊張する中で圧力を強めた。

  トランプ大統領は17日、自動車・同部品輸入が米国の国家安全保障に及ぼす影響に関する商務省報告書を受理した。トランプ政権はまだ同報告書の内容を開示していないが、既にこれを利用して欧州の譲歩を引き出そうとしている。

  トランプ大統領はホワイトハウスで記者団に対し、「取引できなければ、われわれは関税を課すだろう」と発言。「われわれは取引をしようとしている。EUは取引相手としては非常に手ごわい」と語った。

  昨年7月に米欧首脳は新たに貿易を巡る協議を始めることで合意。トランプ大統領は交渉が続いている間は新たな関税を課さないと約束した。それ以来、米欧は脆(もろ)い「休戦」を守ってきた。

  しかし先週末のミュンヘン安全保障会議で、欧州外交官らがペンス米副大統領に冷ややかに対応するなど米欧の緊張は高まった。メルケル独首相は欧州の自動車の多くが米国で生産されていると指摘、欧州の自動車が米国家安全保障を脅かすとの考えを否定した。
  
原題:Trump Warns EU of Car Tariffs as Commerce Probe Offers New Ammo(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE