コンテンツにスキップする

2月20日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドル上昇、一時の下げから反転-FOMC議事要旨で

  20日のニューヨーク外国為替市場ではドルが上昇。一時は下げていたが、米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨公表後に上げに転じた。議事要旨では、金融当局のバランスシート縮小を年内に停止することで当局者の認識が幅広く一致したことが示された。一方、年内の追加利上げの是非については明確な見解が示されなかった。

  • 議事要旨では、経済に対する下振れリスクの強まりを受けて金融当局が辛抱強いアプローチに傾斜し、インフレに対してよりハト派的になっていることが示された
    • ブラウン・ブラザーズ・ハリマン(BBH)のストラテジスト、ウィン・シン氏は議事要旨について、「ハト派色は薄れ、よりバランスの取れた内容だ」と分析。「議事要旨の公表前、投資家はドルをショートにしていたが、公表後はやや買い戻しが入った」と述べた
  • ブルームバーグ・ドル・スポット指数は約0.1%上昇。一時約0.2%低下する場面もあった。ドルは主要通貨に対して高安まちまち
  • ニューヨーク時間午後4時57分現在、ドルは対円で0.2%高の1ドル=110円85銭。対ユーロではほぼ変わらずの1ユーロ=1.1337ドル

欧州時間の取引

  欧州時間はFOMC議事要旨の公表を控えてドル指数が小幅高。各国中央銀行が追加の刺激策を検討するとの観測が広がった。
原題:Dollar Reverses Losses on ‘Balanced’ FOMC Minutes: Inside G-10(抜粋)
Dollar Stabilizes Before FOMC Minutes, Pound Slips: Inside G-10

◎米国株・国債・商品:株が小幅高、議事要旨の公表後にもみ合い

  20日の米株式相場は小幅続伸。米連邦公開市場委員会(FOMC)会合(1月29-30日)の議事要旨は政策見通しに関する市場の認識をほとんど変えなかった。米国債は小幅安。

  • 米国株は小幅続伸、FOMC議事要旨後にもみ合い-キャタピラー高い
  • 米国債は小幅安、10年債利回り2.65%
  • NY原油は6日続伸、ベネズエラ懸念やOPEC減産順守の兆候で
  • NY金スポット、上げを消す-FOMC議事要旨受け

  FOMC議事要旨は、追加利上げについて辛抱強い現在の政策スタンスを米金融当局が維持する見通しを強めた。その後、S&P500種株価指数は前日終値を挟んでもみ合った。強気の中国需要見通しを発表したキャタピラーが大幅上昇し、素材株全体を押し上げた。

  S&P500種株価指数が前日比0.2%高の2784.70。ダウ工業株30種平均は63.12ドル(0.2%)上昇の25954.44ドル。ナスダック総合指数は0.1%未満上昇。ニューヨーク時間午後4時47分現在、米10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し2.65%。

  ニューヨーク原油先物相場は6日続伸。ベネズエラ産原油の供給懸念の高まりや、石油輸出国機構(OPEC)やその他主要産油国の取り組みで世界原油供給のだぶつきが解消に向かっているとの見方を受け、3カ月ぶり高値となった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物3月限は83セント(1.5%)高の1バレル=56.92ドル。3月限はこの日が取引最終日。一方、ロンドンICEの北海ブレント4月限は63セント上げて67.08ドル。

  ニューヨーク金市場ではスポット相場が横ばい。一時0.4%高となっていたが、米金融当局が今年利上げを見送るとの観測に対する疑念が生じ、上げを消した。FOMC議事要旨公表前に取引が終了したニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は、0.2%高の1347.90ドルで終了。

  FOMC議事要旨は総じて、当局のはっきりとしたハト派姿勢への転換を示すもので、バランスシート縮小の停止についての議論があったことや、追加利上げに関する不透明性を浮き彫りにした。これが相場にあまり響かなかったことは、ここ3カ月に株式・債券相場が大幅変動したことと関連がある。クリスマス以降にS&P500種が20%近く上昇したことが示す通り、議事要旨に盛り込まれたこれらセンチメントの大半は、市場にすでに織り込まれていた。

  ジョーンズトレーディングのチーフ市場ストラテジスト、マイケル・オローク氏は「『パウエル・ピボット』は実際のところ、パウエル議長が米国経済学会(AEA)会合で講演した1月4日に始まっていた」とコメント。当局の「ハト派姿勢が相場に織り込まれたと言っていいだろう」と語った。
原題:Stocks Edge Higher After Fed Minutes; Bonds Fall: Markets Wrap(抜粋)
Oil Rises to Three-Month High as Venezuela Woes Add to OPEC Cuts
Spot Gold Drops as Fed Minutes Sow Doubts on Dovish Rate View

◎欧州債:イタリア債、英国債が下落ードイツ債はほぼ変わらず

  20日の欧州債市場ではイタリア債が下落。ECB当局者らは近く新たな条件付き長期リファイナンスオペ(TLTRO)について協議するだろうと、プラート理事が述べた。同理事はただ、決定に至るかどうかは不確実だと付け加えた。ドイツ債は上げ幅を縮小。スペインのボレル外相がEUと英国の新たな離脱合意がブリュッセルですでにまとまりつつあると述べ、英国債は下落した。

  • イタリア債のイールドカーブは中長期債がベアフラット化。5年債利回りは一時9ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇。10年債利回りのドイツ債とのスプレッドは7bp拡大して275bpとなった
  • ドイツ10年債利回りは0.10%で変わらず。フランス10年債利回りは1bp下げて0.53%、イタリア10年債利回りは6bp上げて2.85%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:Italy Bonds and Gilts Fall, Bunds Steady: End-of-Day Curves(抜粋)

(NY外為と米国株・国債・商品を更新します.)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE