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日本株は続伸、米消費堅調と商品市況高-自動車や商社が上げを主導

更新日時
  • 米ウォルマートが好決算発表、LMEではニッケルや銅が上昇
  • 円は1ドル=110円90銭台まで下落、日本株は出遅れ感強いとの声

20日の東京株式相場は3日続伸。米国の消費堅調に加えて銅やニッケルなど商品市況が上昇、為替市場でも円が弱含んだことから、自動車など輸出、商社や非鉄金属、情報・通信株が買われた。

  • TOPIXの終値は前日比6.95ポイント(0.4%)高の1613.47
  • 日経平均株価は128円84銭(0.6%)高の2万1431円49銭

  米ウォルマートが19日に発表した2018年11-19年1月決算は、最も重視される米既存店売上高が前期比4.2%増と、アナリスト予想を1ポイント上回った。米S&P500種株価指数は昨年12月3日以来の高値。ロンドン金属取引所(LME)ではニッケルが非鉄金属の上げを主導し、銅は5営業日続伸した。きょうの為替市場で円は対ドルで1ドル=110円93銭まで下落。

  みずほ証券の倉持靖彦投資情報部長は「景気先行指数とみなされる銅の上昇は、米利上げ停止や新興国の利下げなどで世界経済のさらなる減速が避けられるとの期待が反映されている」と指摘。米S&P500種株価指数が1990年以降のリバウンド局面の平均日柄31日を越えて「強いリバウンド相場となっているのに対し、日本株は下げ幅の半分も戻っておらず出遅れ感が強い」と述べた。

  米国株高の追い風を受けて、TOPIX、日経平均とも終値でことしの高値を連日で更新した。いちよしアセットマネジメントの秋野充成執行役員は、現在の相場は米国の過剰流動性と米中通商交渉とのせめぎ合いだと分析。米景況感は「ピークアウトしたものの、雇用や製造業指数などからは大きくスローダウンしていない。ウォルマート決算にみられるように個人消費はそれほど悪くない」と話していた。

  もっとも、米国株は戻りが急で短期過熱感も意識され、アジア時間20日の米S&P500種Eミニ先物は小安く推移。TOPIXは午後にマイナス圏に沈む場面もあった。SBI証の鈴木英之投資調査部長は「当面の米利上げ観測がゼロに低下する中で米FOMC議事録でそうした緩和姿勢がみられるのか、あすからの米中閣僚級貿易協議の詳細など確認したい事項は多く、上値では利益確定売りが出やすい」と言う。

20日は3日続伸
  • 東証33業種では非鉄金属、電気・ガス、卸売、陸運、輸送用機器、医薬品、情報・通信が上昇
  • 下落は石油・石炭製品、鉱業、証券・商品先物取引、精密機器
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