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2月19日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドル下落、米国は人民元の安定を中国に要求

  19日のニューヨーク外国為替市場では、ブルームバーグ・ドル・スポット指数が4営業日続落。米中貿易協議に関し、新たな情報が待たれている。20日公表の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨は、ハト派的な内容となる可能性がある。

  • 米中が人民元相場安定の保証を最終的な合意の枠組みに組み入れることで暫定合意したと伝わると、ブルームバーグ・ドル・スポット指数は日中の安値を付けた
  • 米中が協議を経て停戦となり、中国が対欧州より対米の輸入を増やす場合、ユーロはリスクにさらされる可能性があると、ゴールドマン・サックスは指摘
  • 米中の通貨安定を巡る協議が報じられた後、オフショア人民元は上げ幅を拡大。豪ドルやニュージーランド・ドル、カナダ・ドルは日中の高値を付けた
    • ニューヨーク時間午後4時42分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.3%低下。ドルは主要10通貨の大半に対して下げた
  • クリーブランド連銀のメスター総裁は「将来の政策軌道に関する確実性が低下しているため、当局のコミュニケーションは転換を必要とする」と発言。ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は金利水準に満足しているとし、成長やインフレに変化が見られない限り再度引き上げる必要はないと述べたと、ロイター通信が報じた
  • ユーロは対ドルで0.3%高の1ユーロ=1.1341ドル。目先の抵抗線は55日移動平均線の1.1387ドル
  • ドルは対円でほぼ変わらずの1ドル=110円57銭

欧州時間の取引

  • 米中通商交渉が今週続く中、ブルームバーグ・ドル・スポット指数が上昇。日本銀行の黒田東彦総裁が必要に応じて追加緩和を検討する考えを示したことから、円は下げに転じた

原題:Dollar Holds Losses After Talk of Stabilizing Yuan: Inside G-10(抜粋)
Dollar Snaps Losing Streak, Swedish Krona Slumps: Inside G-10

◎米国株・国債・商品:株が小幅上昇、ウォルマート好決算で

  19日の米株式相場は小幅上昇。薄商いの中、ウォルマート決算の好調が消費者関連株を押し上げた。米中通商協議の行方を見極める動きとなる中、米国債は上昇した。

  • 米国株は、S&P500が続伸、好決算のウォルマートが高い
  • 米国債は上昇、10年債利回り2.63%に低下
  • NY原油は5日続伸、サウジからの輸出減や貿易楽観で
  • NY金は続伸、約10カ月ぶり高値-ドル下落で投資妙味増す

  S&P500種株価指数は続伸、12月初め以来の高値となった。ウォルマートが11-1月(第4四半期)として少なくとも10年ぶりの好決算を発表し、小売株全体を押し上げた。米住宅建設業者のセンチメントを測る指数が予想を上回ったことから、住建銘柄も買われた。米中貿易戦争の「休戦」期限である3月1日までに合意できず、追加関税が賦課されるとの懸念が根強く、米国債は堅調となった。

  S&P500種株価指数は前週末比0.2%高の2779.76。ダウ工業株30種平均は8.07ドル(0.1%未満)上昇の25891.32ドル。ナスダック総合指数は0.2%上昇。ニューヨーク時間午後4時50分現在、米10年債利回りは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し2.63%。

  ニューヨーク原油先物相場は5日続伸。昨年11月以来の高値に達した。サウジアラビアの原油輸出が減少したと伝わり、主要産油国が公約通り減産を実行している証しと受け止められた。さらに米中通商協議のペースが加速しているとの米高官発言を受け、貿易摩擦が世界経済に悪影響を与えるとの懸念が和らいだ。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物3月限は50セント(0.9%)高の1バレル=56.09ドル。3月限は20日が取引最終日となる。一方、ロンドンICEの北海ブレント4月限は5セント下げて66.45ドル。

  ニューヨーク金相場は続伸。約10カ月ぶり高値となった。ドルの下落を受けて、他通貨を保有する投資家にとって金の投資妙味が増した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は1.7%高の1344.80ドルで終了。

  フォート・ピット・キャピタル・グループのシニア・ポートフォリオマネジャー、キム・フォレスト氏はブルームバーグテレビジョンで、「動きがかなりあるが、投資家はおおむね中国と、通商協議に目を向けている」とコメント。「3月の期限が迫ってきている。ウォルマートのこの日の説明会で聞かれた通りそれが企業の焦点で、投資家の注目点でもある」と語った。

  米国債は特に午前の取引で中期物の上昇が目立った。5年債と30年債の利回り差が拡大、イールドカーブはスティープ化した。
原題:Stocks Edge Higher on Earnings; Treasuries Rise: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Hold Gains, Curve Steepens; Eurodollars Underpinned
Oil Extends Winning Streak on Saudi Supply Cuts, Trade Optimism
Gold Futures Touch 10-Month High, Copper Advances as Dollar Sags

◎欧州債:イタリア債は下げ幅縮小、ドイツ債は上げ削る

  19日の欧州債はイタリア債が下げ幅を縮小。ドイツ債は上げを削った。フランスがシンジケート団を通じて30年債を売り出し、イールドカーブはフラット化した。

  • イタリア債のイールドカーブはフラット化。同国の工業売上高が昨年12月に前年同月比で7.3%減少したことが示されると、10年債利回りは一時8ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し2.84%をつけた
  • ドイツ債は上げ幅を縮小。DAX指数は下げを埋めた
  • 英国債は変わらず。21日に予定されている2057年償還債の入札を控え、この日はイールドカーブがスティープ化した。10年債利回りは1.17%
  • ドイツ10年債利回りは1bp低下して0.10%。フランス10年債利回りは2bp下げて0.53%、イタリア10年債利回りは2bp上げて2.78%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:Italian Bonds Trim Declines, Bunds Steady; End-of-Day Curves(抜粋)

(NY外為と米国株・国債・商品を更新します.)
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