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英国:10ー12月賃金は10年ぶりの速いペースで上昇、市場は人手不足

  • 就業者数は過去最高、失業率は1975年以来の低水準
  • インフレ率を上回るペースで賃金が上昇、民間部門で目立つ伸び

英国では昨年10-12月の賃金の伸びがここ10年で最高に上り、企業が人材確保に苦戦していることが明らかになった。

  英政府統計局(ONS)が19日発表した10-12月の平均賃金(賞与を除く)は前年同期比3.4%上昇。就業者数は過去最高に達し、失業率は1970年代以来の低水準だった。

U.K. wage growth fastest in a decade

エコノミストの見方

ブルームバーグ・エコノミクス、ダン・ハンソン氏:

  • 英国が欧州連合(EU)と合意を成立させた上で離脱するなら、年内は英経済の完全雇用が続くだろう
  • その場合、イングランド銀行(英中銀)が最近示したハト派的な経済見通しには反する展開となる。当社の予想が正しければ、英中銀は8月に利上げする可能性が高い

統計詳細

  • ボーナスを含む賃金上昇率は3.4%で9-11月から変わらず。賃金の伸びはインフレ率を大きく上回っている。10-12月のインフレ率平均値は2.3%、1月は1.8%まで低下した
  • 就業者数は16万7000人増加、就業率は過去最高の75.8%
  • 失業者数は1万4000人減少し、失業率は4%。1975年以降の最低に一致
  • とりわけ民間部門の賃金上昇が大きく、政府職員の2.9%増に対し、民間は3.5%増。1月までの3カ月間で求人は1万6000人増加し、過去最高の87万人に達した

原題:U.K. Wage Growth Fastest Since 2008 Amid Labor Shortages(抜粋)

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