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加州など米16州が提訴、トランプ大統領の非常事態宣言差し止め求め

  • 16州は非常事態宣言が憲法の権力分立の原則に反すると主張
  • テキサス州の土地所有者なども15日に憲法違反だとして提訴

カリフォルニア州など全米16州は、トランプ大統領が公約した国境の壁の建設資金を連邦予算から転用するのは大統領権限を逸脱するものだとして、差し止めを求めてサンフランシスコの連邦地裁に提訴した。

  議会可決の上、大統領の署名で成立した歳出法では物理的障壁約55マイル(約89キロメートル)しか建設できないことから、トランプ大統領は15日、メキシコ国境の壁建設資金をさらに確保するため国家非常事態を宣言。この宣言により約80億ドル(約8840億円)の資金の再配分を可能にしたい考えだ。

President Trump Holds Cabinet Meeting At White House

トランプ大統領

Photographer: T.J. Kirkpatrick/Bloomberg

  16州は大統領の非常事態宣言について、国境警備予算として13億5000万ドルまでしか認めない議会の決定を無視することで、憲法に定められた権力分立の原則に違反するものだと主張。非常事態宣言の差し止めのほか、政権が壁建設に資金を転用することや、その用途で議会承認された資金がないまま壁を建設することを禁止するよう裁判所判事に求めている。

  今回提訴したのはカリフォルニアのほか、ネバダ、コロラド、コネティカット、デラウェア、ハワイ、イリノイ、メーン、メリーランド、ミシガン、ミネソタ、ニュージャージー、ニューメキシコ、ニューヨーク、オレゴン、バージニアの各州。

  テキサス州の国境沿いの土地所有者らも15日に、非常事態宣言は憲法違反だとして訴訟を起こしている。

原題:California Leads 16 States Suing to Block Trump Border Plan (1)(抜粋)

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