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米朝首脳会談での拉致問題進展に期待ー家族会らが安倍首相と面会

  • トランプ氏と近々電話会談、自身の「考え方を伝える」ー安倍首相
  • 「米も協力して一緒に良い方向に向けてほしい」-横田早紀江さん
2回目の米朝首脳会談、拉致問題進展に期待

安倍晋三首相は19日、首相官邸で北朝鮮による拉致被害者の家族らと面会した。27、28両日にベトナムで行われるトランプ米大統領と金正恩朝鮮労働党委員長の2回目の米朝首脳会談での拉致問題進展に日本側は期待を寄せるが、具体的な成果は見通せていない。

  安倍首相は家族らとの面会で、近々トランプ大統領と電話首脳会談を行うとした上で、拉致問題をどのように解決するかとの日本の考え方を「金委員長に伝えてもらえたいと考えている」と説明。「あらゆるチャンスを逃さない」との姿勢で取り組むとも語った。

  昨年6月の1回目の米朝首脳会談では、トランプ氏が金委員長に日本人の拉致問題を提起したことを明らかにしたが、その後も目立った進展はなかった。安倍首相は「次は私自身が金委員長と直接向き合う」と繰り返し述べており、日朝首脳会談を開き自身の政権で問題解決を目指す考えを示している。

  拉致被害者の家族会と支援組織の救う会は17日、全ての拉致被害者の即時一括帰国が実現するなら、「帰ってきた拉致被害者から秘密を聞き出して国交正常化に反対する意志はない」とする金委員長宛てのメッセージをまとめ、ウェブサイトに掲載した。「家族会は拉致被害者と静かな日常生活を送ることを切望している」と帰国の実現を求める姿勢を改めて強調している。

  中学1年生で拉致された横田めぐみさんの母、早紀江さんは安倍首相との面会後、2回目の米朝会談では拉致問題についてトランプ氏から「言っていただけたら一番うれしい」と述べた。ただ「見えないところだからどうなるかは分からない」とも話し、「米国も協力して、一緒になって良い方向に向けてほしい」との願いを語った。

  産経新聞とFNNが16、17両日に行った世論調査では、2回目の米朝首脳会談によって、「拉致問題の進展につながると期待するか」との問いに「期待しない」が72.1%に上り、「期待する」の24.4%を大幅に上回った。また会談で北朝鮮の非核化が進むと「思う 」とした人は16.9%、「思わない」が76.5%だった。

  安倍政権の支持率は43.9%で、1月19、20両日の前回調査から4ポ イント減少、不支持率は42.9%で同3.7ポイント増加した。 

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