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英野党労働党から7議員離党、EU離脱巡るコービン党首の方針に抗議

  • 労働党指導部の反ユダヤ主義対応も離党の重要な要素に
  • 7議員は英議会内の新しい「無所属グループ」として活動へ

英最大野党、労働党から7人の議員が18日、離党した。6週間後に迫る英国の欧州連合(EU)離脱期限が、同国政治を長年にわたり形作ってきた構造に亀裂を生じさせた。

  ルシアナ・バーガー氏やクリス・レスリー氏ら議員7人はロンドンで短い記者会見を開き、労働党のコービン党首率いる指導部に抗議して離党したと説明。7人の議員は今後、英国政治の新たな勢力になりたいとして「無所属グループ」として活動する。

  レスリー議員は記者団に対し、「今の労働党はもはや、われわれが参加し、選挙運動をし、信頼していた労働党ではない。党を救うために全力を尽くしたが、左派の組織政治に乗っ取られた」と指摘。グループの各メンバーは、反ユダヤ主義や外交政策、そして左派台頭を巡る党内の対立を受けて離党を決意したことを明らかにした。

  今回の離党に伴う影響はまだ不明確で、しばらくの間はその状態が続くだろうが、メイ首相にとってはEUとの離脱協定案の議会通過が複雑になりそうだ。グループの多くは、コービン党首がメイ首相の政策に断固たる態度を取らず、2回目の国民投票を求めなかったことが「転機」になったと語った。労働党の離党者がさらに増え、親EU派の与党保守党議員も英国政治の中心に正当な勢力が誕生する可能性があると思えば、追随する気持ちに傾く可能性はある。

BRITAIN-EU-POLITICS-BREXIT-LABOUR

労働党を離党したクリス・レスリー氏ら議員7人(2月18日)

写真家:Danty Leal-Olivas / AFP経由でGetty Images

原題:Seven U.K. Labour MPs Quit Party in Brexit Split With Corbyn (2)(抜粋)

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