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EU、英国と恒久的な関税同盟構築の検討も可能-バルニエ氏

  • 欧州委員長とEU大統領、メイ首相に離脱協定の再交渉ないと言明
  • 双方が責任を負い、結果を直視すべき時だと呼び掛ける

英国の欧州連合(EU)離脱交渉でEU側の首席交渉官を務めるミシェル・バルニエ氏は、英国に対して恒久的な関税同盟の選択肢を検討することも可能だとの立場を示した。

  バルニエ氏はミラノのボッコーニ大学で開かれた会合向けのビデオ講演で、英国との将来の関係については可能な限り野心的で、広範囲をカバーするものであるべきだと常に語ってきたと主張。離脱協議に関してEU側は教条主義的な立場はとっておらず、実際的な問題を検討しているだけだと述べた。

  一方で、単一市場を弱めるような英国の要求は拒否すると発言。ユンケル欧州委員長とトゥスクEU大統領(常任議長)はメイ首相に対し、離脱協定の再交渉はしないと言明していると明らかにした。

  将来のEUと英国の関係については、「英国がレッドライン(譲れない一線)を見直すなら、EUはいっそう踏み込んだ選択肢を検討できる」とし、英国が望むなら、例えば恒久的な関税同盟がそれに含まれるとの認識を示した。

  英国のEU離脱予定が3月末に迫る中で、双方がそれぞれの責任を負い、結果を直視すべき時だと呼び掛け、英国で合意への政治的な支持が過半数に満たなければ同国は合意なしでEUを離脱することになるだろうと指摘。それはわれわれが描いたシナリオではないが、EUはその準備を整えていると語った。

原題:Barnier Says EU Open to Principle of Permanent Customs Union(抜粋)

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