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債券は上昇、日銀総裁発言受けて買い優勢ー20年債入札の順調通過も

更新日時

債券相場は上昇。長期金利は約1週間ぶりの低水準を付けた。20年国債入札が順調な結果となったことや、日本銀行の黒田東彦総裁の追加緩和に関する発言を受けて買いが優勢となった。

  • 新発10年物353回債利回りは、日本相互証券の前日午後3時参照値より1ベーシスポイント(bp)低いマイナス0.035%と8日以来の水準
  • 新発20年物167回債利回りは1bp低下の0.405%と8日以来の低水準
  • 長期国債先物3月物の終値は前日比3銭高の152円90銭。午前に152円79銭まで下落したが、午後は152円92銭まで上昇

市場関係者の見方

みずほ証券の上家秀裕債券ストラテジスト
  • 日銀総裁発言には為替が最も反応していたが、円債も同じタイミングで20年債などに買いが見られた
  • 円高の影響が出て物価安定に必要になれば追加緩和検討という内容が材料視された感じで、引き締め的なオペ減額はやりづらい印象を受ける
  • 年度末に向けて好需給が続きそうで、じわじわと金利が低下しやすい地合い
岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト
  • 20年債入札は無難な結果で、高値警戒感はあるものの、幅広い投資家層からの需要に支えられて安定している
  • 海外でも中央銀行のハト派的な姿勢を背景に利上げ観測が再燃する状況ではなく、債券相場は金利が上がるのを待つ感じでもない

20年債入札

  • 最低落札価格は101円40銭と市場予想と一致
  • 応札倍率は4.67倍と2014年1月以来の高水準、テールは7銭と前回からやや拡大
  • 岡三証の鈴木氏
    • 年金や生保が中心だが、10年債まで利回りがマイナス圏なので従来ならこのゾーンに関係ない投資家まで入ってきている
    • 日銀がオペを減額しない限り、需給的になかなか崩れない。
  • 過去の20年債入札の結果一覧 

背景

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.180%-0.180%-0.035%0.405%0.580%0.655%
前日比 横ばい-0.5bp-1.0bp-1.0bp-1.0bp-1.0bp
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