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2019年は中国にとって「再レバレッジ」の年に-UBS

  • 債務の対GDP比は今年、再び上昇する見通し-汪涛氏
  • 株式市場にはプラスだが、リスク抑制という点で懸念が高まる恐れ

2019年の中国経済は再び債務増に見舞われそうだと、スイスのUBSグループが指摘した。景気減速への対応が影響する。

  UBSの中国経済調査責任者、汪涛氏(香港在勤)は15日のリポートで、中国の債務総額の対国内総生産(GDP)比が今年、再び上昇するとの見通しを示した。17年は横ばい、18年は低下していた。1月の新規融資は市場予想を上回り、例年に比べて伸びが大きくなった。

  公式統計で最も幅広い与信動向を示す中国経済のファイナンス規模の伸びは19年に12%前後と、昨年の9.8%から持ち直すと汪氏が分析。一方、インフレ率は鈍化するとみられ、今年の名目GDP成長率は約8%と9.7%から減速する見通しだという。この結果、債務の対GDP比は上昇することになる。

Record Financing

Financing surges in January as lending jumps

Source: People's Bank of China

Note: New measure includes loan write-offs, asset-backed securities, local government bonds

  汪氏は「再レバレッジは短期的な成長率と株式市場にはプラスに働きそうだが、レバレッジと金融セクターを巡るリスク抑制という中国の中期目標に関する投資家の懸念は高まる恐れがある」と指摘した。

原題:2019 Will Be the Year of ’Re-Leveraging’ in China, UBS Says(抜粋)

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