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Photographer: Chris Ratcliffe

華為製品の採用巡り欧州に圧力、米中間のハイテク戦争の影響広がる

  • ペンス米副大統領と中国共産党の楊政治局員が会議で激しい応酬
  • EUは次世代ネットワーク巡るリスクで共通のアプローチ目指す
Attendees look at a P9 smartphones, manufactured by Huawei Technologies Co., at its launch event in London, U.K., on Wednesday, April 6, 2016. Huawei's profit surged 33 percent in 2015 after China's largest maker of telecommunications gear grabbed market share with premium smartphones and mobile carriers expanded their high-speed networks globally.
Photographer: Chris Ratcliffe

中国の通信機器メーカー、華為技術(ファーウェイ・テクノロジー)を巡る世界的なハイテク戦争で、欧州連合(EU)が米中両国からの圧力にさらされている。同社を次世代移動通信システム5Gのネットワークから排除すべきかどうか、両国首脳らは16日の会議で激しい応酬を展開した。

  ペンス米副大統領はミュンヘン安全保障会議(MSC)で、「中国の法律は国内企業に対し、自社のネットワークや機器で得たデータへのアクセスを政府の巨大な安全保障組織に提供することを義務付けている」とした上で、「米国は安全保障分野での全てのパートナーに警戒を呼び掛け、われわれの通信技術や国家安全保障システムの保全を脅かすような企業を退けるよう求める」と述べた。

  続いて壇上に上がった中国共産党の楊潔篪政治局員は英語で「中国の法律は企業にバックドアの導入や情報収集を求めていない」と強く反発。米国が真に欧州の利益を考えているのか、それとも自国の利益を追求しているだけなのか、見極めるよう欧州側に求めた。「華為は欧州諸国と極めて密接に協力している企業だ」とも語った。

  欧州への圧力が強まっている背景には、EUが次世代ネットワークに中国製品を採用するリスクに対し共通のアプローチを目指していることがある。現在は通信システム保護を巡るルールがEU加盟国ごとに異なっており、それが債務危機時に中国から投資を受けた国や東欧などで華為が一歩先んじることにつながっている。共通のアプローチが導入されれば、足場を拡大しようとする中国の取り組みは後退を余儀なくされる可能性が高い。

原題:Huawei Fight Sees EU Hit by Crossfire in Tech War’s Key Battle(抜粋)

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