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2月15日の海外株式・債券・為替・商品市場

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドルが上げを消す、ユーロは下げ渋り横ばい

  15日のニューヨーク外国為替市場ではドルが主要10通貨の大半に対し下落。ブルームバーグのドル指数は朝方の上昇を維持できず小幅低下となった一方、ユーロは終盤に下げを埋めた。米国の3連休を控えたポジション調整と米金融当局者のハト派的発言が背景。

  • ニューヨーク時間午後4時50分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.2%低下。週間では0.3%上昇で2週続伸
    • 今年は金利据え置きの可能性が高いとのデーリー・サンフランシスコ連銀総裁の発言が伝わった後、ドルは下落した
    • ニューヨーク連銀の製造業景況指数が予想を上回ったことで、ドルは早い時間に日中高値を付けていた。その後、軟調な1月の米鉱工業生産指数を受けて上げ幅を縮小
  • ユーロはドルに対し横ばいの1ユーロ=1.1292ドル
    • ユーロ圏の景気減速は欧州中央銀行(ECB)が想定したより「明らかに強く、広い範囲に」及んでおり、新たな刺激策の導入があり得るとクーレ理事が述べた後、1.1234ドルで日中安値を付けていた
    • ユーロは週間ベースでは0.3%下落
  • ドル・円は1ドル=110円45銭で横ばい。米10年債利回りが高水準にとどまる中で上下にもみ合った。週間ベースではドルが0.7%上昇
    • 米鉱工業生産指数発表後にモデル系ファンドがドル売りを出した
  • ポンドは対ドルで0.7%高の1ポンド=1.2889ドル。1月下旬以来最大の上昇となった。1月の英小売売上高の伸びがエコノミスト予想を上回ったのが背景

欧州時間の取引

  ユーロがドルに対し下げ、週間ベースでも前週に続いて下落。軟調な米経済指標はユーロの追い風とはならなかった。米中通商協議であまり進展がないと伝わる中、ドル指数は週間ベースで昨年11月以来初めての2週続伸となった。
原題:Dollar Reliquishes Gains, Euro Reverses Losses: Inside G-10(抜粋)
Euro Drops Second Week as Dollar Stays Near High: Inside G-10

◎米国株・国債・商品:S&P500が10週ぶり高値、原油は年初来高値

  15日の米株式相場は上昇。S&P500種株価指数は10週ぶり高値を付けた。世界経済への懸念が根強いものの、米消費者マインドの改善や米中通商協議の進展を好感して買いが膨らんだ。国債利回りは上昇。

  • 米国株は上昇、消費者マインドの改善や米中通商協議の進展で
  • 米国債は小幅安、10年債利回り2.66%
  • NY原油は4日続伸、サウジが一部油田で減産
  • NY金は上昇、ドル下落で-米製造業生産が予想外に縮小

  S&P500種はこの日の高値圏で終了、全てのセクターが上げた。米中が「主要な点について原則コンセンサスに達した」との報道が手掛かり。同指数は週間で3週連続の上げ。2月のミシガン大学消費者マインド指数(速報値)は、2年ぶり低水準だった前月から市場予想を上回る持ち直しを示し、前日に発表された小売売上高の不振は実情に合わないとの見方が強まった。

  S&P500種株価指数は前日比1.1%高の2775.60。ダウ工業株30種平均は443.86ドル(1.7%)上昇の25883.25ドル。ナスダック総合指数は0.6%上昇。ニューヨーク時間午後4時39分現在、10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.66%。

  ニューヨーク原油先物相場は4日続伸。米中の貿易摩擦が解消の兆しを見せる中、サウジアラビアが同国最大のオフショア油田の生産を縮小したため買いが膨らみ、年初来高値を付けた。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物3月限は1.18ドル(2.2%)高の1バレル=55.59ドル。週間では5.4%上昇した。ロンドンICEの北海ブレント4月限は前日比1.68ドル上げて66.25ドル。

  ニューヨーク金相場は上昇。米製造業生産の予想外の縮小など経済への向かい風を背景にドルが下落したため、買いが入った。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は0.6%高の1322.10ドルで終了。

  貿易問題が引き続き市場の主な材料になっている。米国の対中関税引き上げを回避するための期限である3月1日が近づく中で、米中両国は合意を急いでいる。トランプ大統領はホワイトハウスで、中国との合意に「かなり近づいている」と発言しながらも、関税引き上げの期限延長の可能性もあるとの考えを示した。

  ロバート・W・ベアードの株式セールストレーダー、マイケル・アントネリ氏は「米中通商協議に対して、市場は建設的との見方を強めた」と指摘。「市場は昨年の失速を終わった話だと考え、前を向き始めている」と述べた。

  トランプ大統領が壁建設の資金を確保するため国家非常事態宣言に署名すると表明し、実際に署名したが、相場の反応は鈍かった。

  18日はプレジデンツデーで米国の株式・債券市場は休場となる。
原題:U.S. Stocks End Week Higher Boosted by Trade Talk: Markets Wrap(抜粋)
Oil Reaches 2019 High as Saudis Curb Output, Trade Tensions Ease
PRECIOUS: Gold Gains, USD Slumps Amid Economic Outlook Concerns

◎欧州債:イタリア債が下げ埋める、ドイツ債はほぼ変わらず

  15日の欧州債市場はイタリア債が下げを埋めた。ECBのクーレ理事が条件付き長期リファイナンスオペ(TLTRO)再開の可能性について議論していると、述べたことに反応した。ドイツ債はほぼ変わらずで取引を終えた。

  • イタリア債のイールドカーブはスティープ化。2年債回りは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下。12bp上昇する場面もあった
  • スペイン債は下げを埋めた。サンチェス首相は4月28日に早期総選挙を実施すると表明
  • 英国債は下落。小売売上高の伸びがエコノミスト予想を上回ったことが影響した
  • ドイツ10年債利回りは0.10%で前日比変わらず、フランス10年債利回りは1bp上げて0.54%、イタリア10年債利回りは前日比横ばいの2.80%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:Italian Bonds Pare Losses, Bunds Steady; End-of-Day Curves(抜粋)

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