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ECB内で新たなTLTROを議論、導入はあり得る-クーレ理事

  • ユーロ圏の減速、ECBの想定より「明らかに強く、範囲が広い」
  • ユーロは一時、3カ月ぶり安値の1.1234ドルに下落

欧州中央銀行(ECB)のクーレ理事は市中銀行に低利で長期の資金を貸し付ける条件付き長期リファイナンスオペ(TLTRO)について、ECB内で再開が議論されていると言明した。ECB当局者が新たな景気刺激策に取り組んでいる可能性が、これまでで最も強く示唆された。

  クーレ理事は15日にニューヨークで講演し、「新たなTLTRO導入の議論が市場で広がっていることは認識している」と述べた上で、「それはあり得る。ECBで議論しているが、金融政策上の目的が確実に果たされるようにしたい」と続けた。

  さらに、ユーロ圏の景気減速はECBが想定したより「明らかに強く、広い範囲に」及んでおり、インフレの軌道もまた想定よりも「浅くなる」ことを意味すると指摘。「ECBもそれに応じる必要がある」と語った。

  この発言を受けてユーロは一時、3カ月ぶりの安値となる1.1234ドルに下落した。ドラギECB総裁は1月、新たなTLTROを実施するには金融政策上の根拠が必要だと述べていた。

原題:Coeure Says New Longer-Term Loans Possible, ECB Is Discussing(抜粋)
Coeure Says New Longer-Term Loans Possible, ECB Discussing (1)

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