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Photographer: Bloomberg/Bloomberg

英、離脱協定再交渉求めずとEUに通知か-27日採決が次のヤマに

更新日時
  • バークレイ離脱担当相がEUのバルニエ氏との会談で話したと関係者
  • 他の手段通じ望ましい結果得られれば再交渉必要ないと述べたという
An anti-Brexit demonstrator waves a combined British Union flag, also known as a Union Jack, and European Union (EU) flag outside the Houses of Parliament in London, U.K., on Tuesday, Jan. 29, 2019. The pound is vulnerable to swings Tuesday as traders tweak positions ahead of votes by lawmakers to change Theresa May's Brexit deal.
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メイ英政権の当局者らは、欧州連合(EU)と首相が取り決めた離脱協定案の修正要求について、EU側に歩み寄る用意がある。事情に詳しい関係者1人が明らかにした。

  関係者によれば、英政府は離脱後のアイルランド国境へのハードボーダー(物理的壁)設置回避を保証する「バックストップ(安全策)」条項の修正を巡る要求を弱めつつあり、バークレイ英EU離脱担当相はEUのバルニエ首席交渉官との11日の非公式会談で離脱協定案の再交渉を求めないと話したという。

  このような姿勢は、メイ首相がEUから譲歩を引き出すために役立つとしても、バックストップは受け入れられないと主張する与党保守党内の離脱強硬派の反発を買う可能性が高く、離脱案を議会に売り込むことが一層困難になる危険をはらむ。

  非公式会談の事情に詳しい関係者によると、バークレイ離脱担当相はバルニエ首席交渉官に対し、他の手段を通じて望ましい結果が得られるのであれば、英国は協定案の再交渉を必要としないと伝えた。

  EUの立場に詳しい別の関係者は、バックストップの取り決めをさらに詳しく説明する協定案のアネックス(付属文書)になり得るようなテキストをEUとして検討する余地があると述べており、技術的な代替手段を探る共同コミットメントや見直し条項が盛り込まれることもあり得る。

U.K. Parliament Votes to Rewrite Brexit Divorce

バークレイ英EU離脱担当相

写真家:Luke MacGregor / Bloomberg

  メイ首相がとりまとめた離脱合意案を1月15日に下院が歴史的大差で否決して以降、首相はバックストップ条項の法的拘束力を伴う修正に応じるようEUの説得を目指してきた。修正協議を続ける首相の方針が2月14日に否決された後、首相官邸は電子メールで配布した声明で、「3月29日に予定通り離脱が確実に行われるよう政府はEUとの協議でこれを引き続き求めていく」と説明した。

  英議員の間では「合意なき離脱」を選択肢から外すことを首相に迫る超党派の動きに支持が広がりつつある。これらの議員は27日の下院採決で、3月13日までにEUとの合意がない場合、離脱交渉の延長を要請することを首相に義務付ける議案可決に向けた手続き入りを目指す。

原題:U.K Said to Tell EU It Doesn’t Want to Renegotiate Brexit Deal
U.K. Parliament Throws Out May’s Plan to Renegotiate Brexit(抜粋)

(27日の採決に向けた動きなどを追加して更新します.)
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