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2月14日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドルが下落、米小売売上高が予想に反し減少

  14日のニューヨーク外国為替市場では、ドルが主要10通貨の大半に対し下落。期待外れの米小売売上高を嫌気し、ドル指数は日中安値近辺で推移した。

  • ニューヨーク時間午後4時10分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%低下。12月の小売売上高が増加予想に反して前月比1.2%減と、過去9年で最大の減少率だったことを受け、年初来高値圏を離れた
    • ドル指数は一時0.2%上昇
    • 小売売上高は政府機関閉鎖のため発表が4週間遅れ、一部エコノミストはデータの精度を疑問視
  • ドルは円に対し0.4%安の1ドル=110円52銭。早い時間には111円13銭で年初来高値を付けた。ユーロを円に対し売るトレードが背景
  • ユーロはドルに対し0.3%高の1ユーロ=1.1292ドル。米小売売上高の発表後、モデル系ファンドから大規模な投機買いが入った
  • ポンドはドルに対し0.4%安の1ポンド=1.2795ドル。一時は1.2773ドルで1カ月ぶり安値となった
    • 英下院はメイ首相のEU離脱への支持を問う動議を否決、首相の戦略に「ノー」を突きつけた
    • 合意なきEU離脱なら金融引き締めより緩和が必要になる公算が大きいと、ブリハMPC委員は講演で発言
  • トランプ米大統領は政府機関再閉鎖の回避に向けた予算案に署名し、国境の壁の追加予算を得るために非常事態宣言をするだろうと、ホワイトハウス報道官が声明。上院は同予算案を可決、下院に送付した
  • 米連邦準備制度理事会(FRB)のブレイナード理事は、当局のバランスシート正常化プロセスの年内終了を支持する考えを表明

欧州時間の取引

  米中通商協議を巡る楽観の高まりから、ドル指数が年初来高値に接近。一方、EU離脱交渉の打開を図るメイ首相の取り組みに支持を求める動議の英議会採決を控え、ポンドは軟調地合いが続いた。
原題:Dollar Holds Losses After U.S. Retail Sales Fall: Inside G-10(抜粋)
Dollar Rises to Six-Week High as Pound Extends Drop: Inside G-10

◎米国株・国債・商品:株が下落、弱い指標を嫌気-国境巡る波乱警戒

  14日の米株式相場は下落。政府機関の再閉鎖が回避されるとの楽観が広がったものの、低調な経済指標やトランプ大統領が国家非常事態を宣言するとの報道が嫌気され、マイナス圏で終了した。

  • 米国株は下落、低調な経済指標や国家非常事態宣言の報道で
  • 米国債は上昇、10年債利回り2.65%
  • NY原油は上昇、世界の供給削減に対する楽観広がる
  • NY金スポットは上昇、低調な米小売売上高統計で

  12月の米小売売上高が過去9年で最大の減少となったことを嫌気し、S&P500種指数は朝方に大きく下げた。政府機関の再閉鎖は回避されるとの楽観から、日中にはいったん下げを縮め、前日比ほぼ横ばいで推移。だが取引終盤、トランプ大統領が予算案に署名すると同時に国家非常事態を宣言するとのニュースが伝わると、相場は引けにかけて再び下げる展開となった。

  S&P500種株価指数は前日比0.3%安の2745.73。ダウ工業株30種平均は103.88ドル(0.4%)下落の25439.39ドル。ナスダック総合指数は0.1%上昇。米国債市場では、ニューヨーク時間午後4時50分現在、10年債利回りが5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し2.65%。

  成長減速を示唆するような12月の米小売売上高を受けて、市場には驚きが広がった。政府機関の一部閉鎖の影響で発表が当初予定より4週間遅れた同統計について、実際の消費動向を反映していないとの見方も一部にはある。より最近の消費に関するデータでは、堅調な購買環境が示されている。

  米10年債利回りが一時2.65%を割り込む中、銀行株が特に大きく下落。生活必需品も下げた。コカ・コーラは10年で最大の下げ。低調な業績予想が嫌気された。一方でエネルギー銘柄は上昇。原油の値上がりが材料視された。

  ニューヨーク原油先物相場は上昇。米経済指標が期待外れな内容となったものの、世界の供給削減に対する楽観の方が材料視された。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物3月限は51セント(1%)高の1バレル=54.41ドル。ロンドンICEの北海ブレント4月限は96セント上げて64.57ドル。

  ニューヨーク金スポット相場は上昇。昨年12月の米小売売上高が過去9年で最大の減少となったことで、景気の勢い減速が示唆され、逃避需要から金が買われた。金スポット相場はニューヨーク時間午後1時48分時点で0.4%高の1オンス=1311.04ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は0.1%安の1313.90ドルで終了。
原題:Stocks Fade Into Close Amid Weak Data, Border Spat: Markets Wrap(抜粋)
Crude Moves Higher as Supply Cuts Counter Weak U.S. Retail Data
PRECIOUS: Gold Jumps After ‘Eye-Popping’ U.S. Retail Sales Drop

◎欧州債:ドイツ債上昇、イタリア債は下落ー株式が総じて軟調

  14日の欧州債市場ではドイツ債が上昇。10年債利回りは先週末の2年ぶり低水準を試す動き。米国発の統計内容が失望を誘い株価は軟調だった。

  • 12月の米小売売上高がここ9年で最も大きく落ち込んだことを手掛かりに、ドイツ株が下落。独国債利回りは一時4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し0.09%をつけた。先週8日には同0.08%まで下げた
  • イタリア債のイールドカーブはベアフラット化。株価指標FTSE・MIB指数を中心にユーロ圏の株式は総じて下げた
  • 英国債は上昇、10年債の上げが目立った。利回りは8カ月ぶり低水準に下げた
  • ドイツ10年債利回りは3bp下げて0.10%、フランス10年債利回りは3bp下げて0.52%、イタリア10年債利回りは1bp上昇の2.79%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:Bunds Rise, Italian Bonds Decline; End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)

(NY外為と米国株・国債・商品を更新します.)
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