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債券上昇、米景気先行き懸念で買い優勢-超長期ゾーンへの需要根強い

更新日時

債券相場は上昇。米国景気の先行き不透明感の強まりを背景にリスク回避の買いが優勢だった。長期金利がマイナス圏での推移が続く中、プラス利回りを求めた買いが超長期債を中心に入った。

  • 新発20年物167回債利回りは一時0.41%と、日本相互証券の前日午後3時の参照値より2ベーシスポイント(bp)低下。新発30年債利回りは0.585%、新発40年債利回りは0.665%と、いずれも3日ぶり水準まで低下
  • 新発10年物353回債利回りは一時1.5bp低いマイナス0.03%
  • 長期国債先物3月物の終値は前日比4銭高の152円83銭。朝方に152円91銭まで上昇後、伸び悩み

市場関係者の見方

岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト
  • まだまだ不透明要因があって、先行きは危ういという状況。景気減速懸念が変わらないとすれば、大きな利回り上昇というのは考えづらい
  • 引き続き長期金利のプラス圏回復が難しい経済環境
  • 10年債のマイナス金利が定着してきており、プラス利回りの超長期債への需要は続くだろう
パインブリッジ・インベストメンツ債券運用部の松川忠部長
  • リスクオフでドル・円相場が再び1ドル=110円割り込む懸念が出ており、スティープニングのアンワインドが入った感ある
  • ただ、30年債利回りの0.5%台では上値が重い感ある
  • 来週の20年債入札を控えて持ち高調整の売りが出やすい面も

背景

  • 14日の米債市場で米10年物国債利回りは5bp低い2.65%に低下。12月の米小売売上高の大幅減少や、トランプ米大統領が国境の壁の予算獲得のために国家非常事態宣言の意向を示す方針と伝わり、政治的な不透明感も強まった
  • この日の東京株式相場は大幅安となり、外国為替市場ではドル・円相場が一時110円26銭まで円高が進行

10年物価連動国債入札

  • 最低落札価格は103円60銭、予想中央値の103円50銭を上回る
  • 応札倍率3.34倍、前回は3.70倍
  • 岡三証の鈴木氏
    • ほぼ予想通りで無難な結果
    • 相場全体への影響はなかった
  • 備考:10年物価連動国債の過去の入札結果

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.175%-0.170%-0.025%0.415%0.590%0.665%
前日比-0.5bp-0.5bp-1.0bp-1.5bp-2.5bp-2.5bp
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