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コメルツ銀:10-12月利益が予想上回る、3年ぶり復配-目標下方修正

更新日時
  • 10-12月の法人向け部門は9.5%、リテール部門は2.1%の減収
  • 20年までの増収率目標を引き下げ、ROTEも目標未達を示唆

ドイツのコメルツ銀行のマルティン・ツィールケ最高経営責任者(CEO)は業績改善に向けた4年計画の半分が過ぎ、100万人を超える新規顧客の獲得やコスト削減、3年ぶりの復配など成果を上げつつある。それでも収入拡大に依然問題を抱える。

  コメルツ銀が14日発表した2018年10-12月(第4四半期)決算は、利益が市場予想を上回った。だが、「困難なマクロ環境」を理由に野心的だった成長目標を下方修正した。人員削減の目標も引き下げた。

Martin Zielke

マルティン・ツィールケCEO

bloomberg

  発表を受け、フランクフルト株式市場でのコメルツ銀株価は前日比で一時急騰。現地時間9時44分時点では3.4%高で、年初来の上昇率は11%となった。同行株価は昨年1年で50%余り下落し、欧州銀行の中で最も下落した銘柄の1つだった。

  コメルツ銀は今回、増収率の目標を年3%に修正。ツィールケCEOの4年計画が終了する20年に92億ユーロ(約1兆1510億円)前後の収入を上げることを目指すとし、従来の98億ユーロから引き下げた。18年の調整後収入はリテール部門がけん引し、前年比5.4%増だった。

  シュテファン・エンゲルス最高財務責任者(CFO)はこの日、アナリストとの電話会議で、収入の見通しを踏まえ有形株主資本利益率(ROTE)を6%以上とする目標は達成できないかもしれないとの見方を示した。18年10-12月は国内中小企業を顧客とする法人向け部門の収入が前年同期比9.5%減と落ち込み、リテール部門も2.1%の減収となるなど、ツィールケCEOが直面する困難を浮き彫りにした。

コメルツ銀行 第4四半期決算のキーポイント
  • 18年の配当として1株当たり0.20ユーロの復配を決定、19年も同様の水準の配当が目標
  • 年平均3%の収入拡大を目指す
  • 10-12月純利益は1億1300万ユーロ、予想8210万ユーロ
  • 20年までに行員数を3万6000人まで減らす目標を修正、3万8000人余りになると発表

原題:Commerzbank Pledges Revenue Growth, Abandons Job Cuts Target(抜粋)
Commerzbank Delivers on Costs as Zielke Cuts Some Targets (1)

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