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米国は対中関税期限の60日間延長を検討

更新日時
  • トランプ大統領は期限の延長を否定しないと述べていた
  • アジア株は横ばいに転じ米株価指数先物は上昇、米国債と円は下落
トランプ大統領

トランプ大統領

Photographer: T.J. Kirkpatrick/Bloomberg
トランプ大統領
Photographer: T.J. Kirkpatrick/Bloomberg

米中両国が貿易摩擦の解決策を模索する中で、トランプ政権は米中の通商交渉が合意に至らなければ対中関税を引き上げる期限を従来の3月1日から60日間延長することを検討している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

  トランプ大統領は12日、両国が中国の経済政策の根本的な構造改革を含めた合意に近づいた場合は、中国からの輸入品2000億ドル(約22兆2000億円)相当への関税率を従来の10%から25%に引き上げる期限の延長を否定しないと述べていた。ただ大統領はその後、期限の延長には「傾いて」ないとも発言した。

President Trump Hosts Colombia's President Ivan Duque At The White House

トランプ大統領

Photographer: Michael Reynolds/Pool via Bloomberg

  同関係者はトランプ大統領がより長く交渉ができるよう期限を60日間延長すべきかどうか検討していると述べた。

  ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表の報道官はコメントを控えた。

  関係者によれば、中国当局者は当初、90日間の延長を提案したものの、米側がそれを退けたという。

U.S. Trade Representative Robert Lighthizer and Treasury Secretary Steven Mnuchin Begin Trade Talks with China

ムニューシン米財務長官(14日に北京で)

Photographer: Qilai Shen/Bloomberg

  トランプ大統領が対中交渉期限の延長を検討していると伝えられた後、下落していたアジア株は横ばいに転じ、米株価指数先物は上昇した。米国債と円は下げた。

  ライトハイザー代表とムニューシン財務長官は14、15両日、北京で中国の劉鶴副首相と通商協議を行う。関係者の1人の話では、ライトハイザー代表と習近平国家主席との会談が今週、暫定的に予定されており、トランプ大統領が期限延長を認めるかどうかはその結果次第となる可能性がある。

  トランプ大統領は最終合意のために習主席と会う必要があると示唆している。首脳会談の日程は決まっていないものの、ホワイトハウスのスタッフが今週明らかにしたところでは、大統領は貿易戦争終結のため、近いうちに習主席と会談したいと引き続き考えている。

  今週、両国の交渉担当者は通商合意をどのように履行するかに関する議論と、両首脳に示すため枠組み合意の文書作成に取り組んでいる。

U.S. Trade Representative Robert Lighthizer and Treasury Secretary Steven Mnuchin Begin Trade Talks with China

ライトハイザーUSTR代表(北京で)

Photographer: Qilai Shen/Bloomberg

原題:U.S. Is Said to Weigh 60-Day Extension for China Tariff Deadline(抜粋)

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