コンテンツにスキップする

米下院公聴会にTモバイルCEOとスプリント会長が出席

  • Tモバイルのスプリント買収巡り民主党議員などが追及
  • ドイル通信小委員長:市場の寡占化は警告招く水準まで進むだろう

米下院で13日、米携帯電話事業者TモバイルUSによる265億ドル(約2兆9400億円)での同業スプリントの買収計画の公聴会が開かれた。両社の経営首脳と買収計画は、下院を新たに率いることになった民主党の追及に直面した。

  下院通信小委員会のドイル委員長は同公聴会で、買収が実現すれば市場の寡占化は「多くの警告を招く水準」まで進むだろうと発言。買収案が当局に承認された場合、値上がりと競争の低下が見込まれると述べた。

  ドイル委員長は、同小委が企業の合併・買収(M&A)の案件で公聴会を開いたのは約9年ぶりだとした上で、議員には取引を調べる義務があると語った。

  Tモバイルのジョン・レジャー最高経営責任者(CEO)とスプリントのマルセロ・クラウレ会長は同小委の公聴会に出席し、昨年4月に提案された買収計画への支持を訴えた。米携帯電話事業者でTモバイルは3位、スプリントは4位。

  多くの議員は、買収が実現すれば両社の低所得顧客に害が及ぶ可能性があることを重視した。一方、TモバイルのレジャーCEOは、多くの低所得消費者向けの両社のサービスを自賛。マクナーニー下院議員(民主)は、「だからこそ、われわれはこの統合を懸念している」と指摘。「私の地元有権者の多くが手が届かなくなる価格になるのではないかと心配だ」と語った。

  Tモバイルとスプリントは、買収が実現すればAT&Tとベライゾン・コミュニケーションズに対抗する一段と強力なライバルとなると主張している。

原題:Lawmakers Quiz T-Mobile, Sprint CEOs Over Merger ‘Red Flags’ (1)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE