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2月13日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドル指数が反発、米CPI消化しつつ上げ幅拡大

  13日のニューヨーク外国為替市場では、ドルが主要10通貨の大半に対し上昇。米追加利上げの可能性を意識させる1月の米消費者物価指数(CPI)が消化される中、ブルームバーグのドル指数は上げ幅を拡大した。

  • ニューヨーク時間午後4時25分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.5%上昇。ドルは特にユーロや円に対しての上昇が目立った
    • 1月の米CPIで食品とエネルギー除くコア指数は前年比2.2%上昇(予想2.1%上昇)、総合CPIは前年比1.6%上昇(予想1.5%上昇)。米金融当局が追加利上げを判断する上であらためてインフレに注目する可能性が意識され、神経質な地合いに
    • CPIは「インフレを、米金融当局の討議項目にやや近づけるもの」-スタンダード・チャータードのスティーブン・イングランダー氏
  • ユーロは対ドルで0.5%安の1ユーロ=1.1267ドル。前日の上昇分を失った。12月のユーロ圏鉱工業生産が前月比0.9%低下となったこと、スペインでの早期総選挙の可能性が高まったことが弱材料
  • ドルは円に対し0.5%高の1ドル=111円02銭と、12月28日以来の高値。3営業日連続の上げとなる。日中高値は111円05銭
  • 昨年10-12月の米財政収支は赤字拡大を示したが、市場ではあまり材料視されなかった
  • ロンドンの値決め前後に幅広くドルが買われたほか、米CPI発表後にドルのショートカバーが入った。中国との通商協議は「極めて順調」だとのトランプ米大統領の発言で、米中関係に対する楽観が高まったのもドルを押し上げた

欧州時間の取引

  アジア時間で下げていたドル指数が上昇に転じた。米中貿易摩擦緩和の新たな兆しを好感した。金融当局者の見解が予想されたほどハト派でなかったことから、ニュージーランド・ドルとスウェーデン・クローナは大幅高。
原題:Dollar Extends Gains Sparked by U.S. Inflation Data: Inside G-10(抜粋)
Dollar Gains; Kiwi, Krona Meet Central Bank Support: Inside G-10

◎米国株・国債・商品:株上昇、議員ツイートで一時伸び悩む

  13日の米株式相場は上昇。S&P500種株価指数は4営業日続伸となった。マルコ・ルビオ米上院議員(共和、フロリダ州)が自社株買いを配当と同様に課税する法案の提出を表明したことに反応し、一時は上げを縮めたが、米中貿易協議を巡る楽観から再び盛り返した。

  • 米国株は上昇、ルビオ議員ツイートで一時伸び悩む
  • 米国債は下落-10年債利回りは2.71%
  • NY原油は続伸、ベネズエラとサウジからの供給減が材料
  • NY金は上昇、過去60日のボラティリティーは20年ぶりの低さ

  ルビオ議員はツイッターで、自社株買いに増税する法案を提出する考えを示した。これを受けてS&P500種株価指数は一時伸び悩んだものの、プラス圏で終了した。ただ通信サービス株は下落。ネットフリックスが安い。

  S&P500種株価指数は前日比0.3%高の2753.03。ダウ工業株30種平均は117.51ドル上昇し25543.27ドル。ナスダック総合指数は0.1%上昇。米国債市場では、ニューヨーク時間午後4時46分現在、10年債利回りが2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し2.71%。

  国境警備に関する与野党の合意をトランプ大統領が近く受け入れ、政府機関の再閉鎖が回避されるとの見方から、株式相場は週初から上昇している。さらに大統領は、米中通商協議が合意に近いなら、3月1日の対中関税引き上げ期限の延期を否定しない考えを明らかにした。

  TIAAバンクの世界市場担当プレジデント、クリス・ギャフニー氏は、「今後相場が明確に上昇するには、こうした重要問題の幾つかが決着する必要がある」と分析した。

  ニューヨーク原油先物相場は続伸。米国で在庫が大きく増加したものの、世界有数の原油輸出国であるベネズエラとサウジアラビアからの供給減少の方が材料視された。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物3月限は80セント(1.5%)高の1バレル=53.90ドル。ロンドンICEの北海ブレント4月限は1.19ドル上げて63.61ドル。

  ニューヨーク金先物市場では、過去60日間の相場のボラティリティーが20年ぶりの低さとなった。米中通商協議の行方を見極めようと、投資家が様子見姿勢を強めていることが背景にある。13日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は0.1%高の1オンス=1315.10ドル。
原題:Stocks Bend, Don’t Break After Rubio Buyback Tweet: Markets Wrap(抜粋)
Oil Rises as Saudi, Venezuela Supply Cuts Eclipse Boom in U.S.
PRECIOUS: Gold Volatility Drops to Two-Decade Low on Trade Talks

◎欧州債:イタリア債が上昇、ドイツ債はほぼ変わらず

  13日の欧州債市場ではイタリア債が上昇。3年債入札での需要増が影響した。ドイツ債はほぼ変わらず。この日同国では30年債入札が実施された。

  • イタリア10年債はドイツ債との利回り差が5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)縮小した
  • ドイツでは2046年償還債が売り出され、2048年債を発行した1月時よりも需要が良好だった
  • 英国債は変わらず。ドイツ債に対する上げ幅を縮小した。1月の英国のインフレ率は予想を下回る伸びだった。
  • ドイツ10年債利回りは0.13%で変わらず、フランス10年債利回りは1bp下げて0.55%、イタリア10年債利回りは5bp低下の2.79%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:Italian Bonds Advance, Bunds Steady; End-of-Day Curves, Spread(抜粋)

(NY外為と米国株・国債・商品を更新します.)
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