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米国株のロングは当然の選択-欧州は中国より「不安」-エラリアン氏

  • 米国の10年国債とドイツ国債とのスプレッドが拡大すると同氏は予測
  • 欧州債について潜在的な危険が高い国々を避けることが賢明だと主張
UBS Sees $121 Billion of EM Flows Amid `Seismic' Index Shifts
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg
UBS Sees $121 Billion of EM Flows Amid `Seismic' Index Shifts
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

ドイツの保険・金融サービス会社アリアンツの首席経済顧問を務めるモハメド・エラリアン氏は、米国が他の地域に対して優位になると考えており、ダイバージェンストレードの復活に備えるよう勧めた。

  エラリアン氏はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、欧州の政治・財政運営のまずさを指摘し、それは「成長見通しがさら弱まる可能性が高い」ことを意味すると語った。

  イタリアの政治的混乱や「黄色いベスト運動」に象徴されるフランスでの抗議行動の激化、ドイツの景気減速を背景に欧州連合(EU)の行政執行機関である欧州委員会は今月に入り、2019年のユーロ圏の実質GDP(国内総生産)成長率予想を昨年11月時点の1.9%から1.3%に下方修正した。その一方で、連邦公開市場委員会(FOMC)の予測では、今年の米国の成長率は18年から鈍化するものの、2.3%と堅調なペースが続く見込みだ。

  そのような見通しを前提として、エラリアン氏は、世界の他の地域の資産に対して米国株をロングにすることは「レラティブトレードの当然の選択」だと述べ、米国の10年国債とドイツ国債との利回り格差(スプレッド)が、現在の255ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)から最大270-280bpに拡大すると予想した。

  欧州債については、投資家が利回りを得ようと問題を抱えるイタリアやギリシャにも無理に手を伸ばしているとした上で、潜在的な危険が高い国々を避けることが賢明だと主張。欧州の方が中国よりも「はるかに」不安との認識を示した。

モハメド・エラリアン氏

(出典:ブルームバーグ)
El-Erian says U.S. stocks will outperform, UST-bund spread widen

原題:El-Erian Says America First Is the ‘Obvious’ Trade in Stocks(抜粋)

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