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Photographer: David Moir/Bloomberg

米国株が上昇、通商協議や政府閉鎖回避を楽観

更新日時
A man is reflected against an electronic board displaying stock information inside the Australian Securities Exchange, operated by ASX Ltd., in Sydney, Australia, on Thursday, Nov. 10, 2016. Stocks in Asia rebounded from their steepest slide since Brexit, industrial metals surged and regional bonds tumbled after Donald Trump's election victory and spending pledges spurred gains in U.S. shares.
Photographer: David Moir/Bloomberg

12日の米株式相場は上昇。米中通商協議に対する楽観が背景にある。米政府機関の再閉鎖回避を目指した共和・民主両党による国境警備予算案での合意も、相場を押し上げた。

  • 米国株は上昇、米中通商協議への楽観や国境警備予算案での合意で
  • 米国債は下落-10年債利回り2.68%
  • NY原油は上昇、サウジが一段の減産方針を表明で
  • NY金は上昇、ドル値下がりが手掛かり

  S&P500種株価指数は1日の上昇率としては今月最大を記録、200日移動平均を上抜けた。この日の相場は幅広く上昇。素材の上げが目立ったが、金融やテクノロジーも値上がり。また原油相場の上昇を手掛かりにエネルギー株も買われた。

  米上下両院の交渉担当者は国境警備予算を巡り「原則合意」に達した。一方でトランプ大統領は合意案について「十分ではない」としつつ、12日中に会合を開き合意の内容について検討する考えを示した。自分が内容を加える可能性があるとも述べた。

S&P 500 broke through its 200-day moving average, a key technical signal

  アムンディ・パイオニア・アセットマネジメントのマネジングディレクター兼ポートフォリオマネジャー、ジョン・キャリー氏は「昨年10-12月(第4四半期)に市場が抱いていた懸念は何も解消されていない」としつつ、「懸念の度合いは若干弱まり、経済が向こう2年程度、成長軌道を描き続けられるという前向きな見方がやや強まっている可能性がある。それは決算にとってプラスだ」と述べた。

  S&P500種株価指数は前日比1.3%高の2744.73。ダウ工業株30種平均は372.65ドル(1.5%)上昇し25425.76ドル。ナスダック総合指数は1.5%上昇。米国債市場では、ニューヨーク時間午後4時48分現在、10年債利回りが3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.68%。

  ニューヨーク原油先物相場は上昇。サウジアラビアが一段の減産方針を表明したことが手掛かり。またトランプ米大統領が対中関税引き上げ期限の延期を否定しない考えを明らかにしたことも、支援材料となった。サウジのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相は英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)に対し、昨年12月の石油輸出国機構(OPEC)プラスの減産合意で受け入れた上限を大きく下回る生産を続ける方針を明らかにした。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物3月限は69セント(1.3%)上昇し1バレル=53.10ドル。ロンドンICEの北海ブレント4月限は91セント高の62.42ドル。

  ニューヨーク金先物相場は上昇。ドルの値下がりが手掛かりとなった。市場は米中通商協議の進展状況や、米政府機関の再閉鎖回避に向けた取り組みを注視している。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は0.2%高の1オンス=1314ドル。

原題:U.S. Stocks Break Out of Malaise Amid Trade Hopes: Markets Wrap(抜粋)
Oil Rises as Saudis Deepen Cuts, Trump May Extend Trade Deadline
PRECIOUS: Gold Rises as Dollar Declines, Trade Concerns Linger

(第3、4段落を追加し、更新します.)
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