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米大統領:国境警備の与野党合意案に不満-非常事態宣言なお検討

更新日時
  • 合意案検討のため会合開く、大統領は「政府閉鎖ないだろう」とも発言
  • マコネル氏:大統領が署名すると決断することを望む

トランプ米大統領は12日、国境警備を巡る超党派の合意に満足しておらず、国境の壁予算獲得に向け議会を迂回(うかい)して非常事態宣言を行うことをなお検討していると述べた。

  トランプ大統領はホワイトハウスでの閣議に際して与野党の合意に言及し、「これに満足していない。うまくいかないだろう」と語った。同時に、「政府機関の閉鎖はないだろう」と発言。合意案を検討するため同日中に会合を開くという。

  議会スタッフが匿名で明らかにしたところでは、政府再閉鎖回避のため与野党が11日夜に取りまとめた合意案には、テキサス州リオグランデバレー地域の国境沿いに障壁を55マイル(約88.5キロメートル)にわたり新設する13億7500万ドル(約1520億円)の予算が盛り込まれた。トランプ大統領は57億ドルの壁建設予算を要求していた。民主党が求めていた米国内で拘束された不法移民の拘留用ベッド数に上限を設ける案は含まれなかった。

  マコネル共和党上院院内総務は国境警備を巡る合意について、「朗報であることは確かだ」とした上で、「国境沿いに長い障壁を新設する新たな資金を提供する」と述べた。また、合意案をこれから検討するつもりであり、上院が「迅速」に採決することを望むと語った。その後、マコネル氏は、トランプ大統領が「署名すると決断することを望む」と発言。ただ、トランプ大統領の要求事項全てが盛り込まれたわけではないと認めた。その上で、トランプ大統領は国境警備のためなら合法的に利用可能なあらゆる手段を行使するのをためらわないだろうと語った。

  シューマー民主党上院院内総務はトランプ大統領が合意案に署名すべきだとし、「長きにわたった政府閉鎖政治を終わらせなければならない」と述べた。

  コーニン上院議員(共和)は、11日夜にテキサス州エルパソからワシントンへの移動でトランプ大統領と一緒になったが、大統領は国境の壁建設のため他のプログラムから資金を移すなど、「自身の選択肢を検討していた」と語った。

  政府再閉鎖を回避するためには、15日夜までに超党派の合意案を法案にまとめ上げ、上下両院で可決された上で、トランプ大統領が署名しなければならない。

原題:Trump Says He’s Unhappy With Border Deal But May Still Back It(抜粋)
   McConnell Says He Hopes Trump Will Sign Border Funding Deal (1)

(トランプ大統領やマコネル氏のコメントなどを追加して更新します.)
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